謹啓、春眠暁を覚えず、目覚めの一時が心地いい季節となりまして、皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

　昨年は、30回の記念大会におきまして、格別のご支援を賜り心より御礼申し上げます。

　さて、PRBCのサーキット第2戦として開催される本大会は、今年31回を迎えます。

　本大会は、プロが先頭に立ってノンプロの方々と共に、関わる全ての人の満足を目指して、トレーニング及びライディングのレベルアップの指標となるべく開催してまいりました。

　今日レイニングは、ワールドワイドなスポーツとして普及し、5大陸の至る所で繰り広げられるまでになっております。

　アジアでは、日本以外では未だ目覚ましい広がりを見せておりませんが、これもまた時間の問題ではないでしょうか。

　世界中共通のルールで展開されるレイニングの競技大会は、レベルの比較が容易で、クリエイティブなトレーナーが作り出した新しいスタイルが明日になれば世界中に伝わってしまうのが今日であります。

　ヨーロッパでのレイニングのレベルの飛躍を見れば一目瞭然であります。

　日本のレイニング人口は少なくマーケットいえるほどの普及を遂げていませんが、どんなに少数であってもそれがレベルの脆弱さの理由にはなりません。
　関わっている人達の向上心さえあれば、例えたった一人でも世界のトップレベルと競い合えると確信しております。

　私には、眼前にレベルの飛躍を妨げるものは一切見当たりません。唯目指すだけで、自ずとなすべきことが見え、これを推し進めるだけで歴史を作り上げることができるという思いであります。

　謹んで、The 31st EWPC Congress 2014のご案内を申し上げます。