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パシフィック ライディングホース ブリーダーズ コミュニティ

Q1:今年一年を振り返り、普段の運動から競技会出場、勝因、ライダーとして印象に残ったことをお書き下さい。

A1:ライダーとして
 CAF Au Lait(愛称CAFカフェ)は、競技会でのメンタルの安定感があり安心してパフォーマンスに挑戦できるのですが、頭部に大きなたんこぶがあり、顔を触られることや頭絡を着けることに対しては敏感なところがあります。初騎乗のとき、繋ぎ場で天井に口を突き上げて頭絡を付けさせなかったのは、本当にびっくりしました。1か月目で参加したCCRカップにおいてノンプロで優勝したのにもかかわらず、その後のジャッジによる講習会で、頭絡をどうやったらスムーズにつけられるか教えてもらったのですが、時間をかけてもつけられず『 こんなこともスムーズにできない自分がくやしい… 』この悔しさが、自分を変えたのだと思います。当たり前と思い込んでいた今までのライダーとしての自分の動きを見直し、乗る前から馬との関わり方をちゃんと取り組もう、そして、色々なことがスムーズにできるようになりたいと思いました。
 順位や金額上で1位になっても、自信をもって走れたとは全く思っていません。CAFならもっとやれると思うことが、まだたくさんあるからです。ただ、CAFのオーナーになって競技会に出たのが9月のWJCまでで4回ですが、馬は毎回大きく変わっていきましたし、自分もライダーとして変化してきたとは思います。競技会で気づいたことが、次の普段の運動の課題になり、それを常に意識してすることで馬の動きの幅が広がり、ライダーとしてやれること・やりたいことが増えていきました。
 初騎乗より1か月目(10鞍目)で参加した12月CCRカップでは、競技中のCAFのメンタルの安定感と寒い中でのウォーミングアップの大切さを実感しました。3ヶ月目で参加した2月の九州ホースショーでは、伸びのあるサークルができるようになったもののリードチェンジでキックをされて、普段からの柔軟性を高める運動と直前のウォーミングアップの内容の大切さを実感しました。8か月目で参加したコングレスでは、サークルやリードチェンジが不安なくできるようになりましたが、勝つためのチャレンジ精神や馬の動きを良くするための思い切った騎乗がまだ足りないと思いました。10ヶ月目で参加したWJCでは、2日目のアリーナオープンで、初めての感覚になりました。普段クラブでやっている運動を、馬を感じながらゆっくり集中してやってみよう(ハミに対する馬の反応を、手綱を持つ手の感触でしっかり感じよう。拍車の圧に対する後躯の柔らかさをシートで感じようと思いました)すると、崩れないフレームと後躯の弾力をすごく感じたのです。そして、不安なく手綱を思いっきりルーズにして動かすことができました。
 課題のランダウンを良くするためにどうすればいいのか…WJCから2か月経って少しずつできるようになってきて、コツをつかんできています。ランダウンで意識しているのは、ライダーの姿勢(シート)と後肢からの駈足のリズムとその他に色々…今は毎回の騎乗の変化が楽しくてしょうがありません。
 競技会で、私は緊張しません。他の人馬や観客を気にせず自分の馬だけに集中しているからだし、普段の練習の時も馬場でジャッジやセンターを意識してやっているからだと思います。でも、競技中は馬だけでなく自分のシート・手綱・脚の扶助にも、さらに集中したいと思っています。
 幸いにも自宅がクラブの近くのため、仕事帰りにクラブに寄り、スタッフの普段の競技馬のトレーニングや新馬の馴致を見ることがありますが、レッスンとはまた違い大変面白いです。そして、毎晩、馬房掃除や馬体チェックをしています。週末に乗る日は、朝の放牧場への馬出しから始まり馬房掃除をしてから乗っています。馬房掃除は馬の状態を知るためにも大切な活動で、水の飲み方や餌の食べ方と糞尿から健康状態・寝跡で休養の取り方の把握のためにも必要ですし、騎乗前にライダーとして体を温めたり解したりするのにも有効だと思います。トレーナーやスタッフと関わるだけでなく、クラブにいらっしゃる装蹄師や獣医師ともできるだけ話をすることを心がけています。ライダーとしてだけでなく馬を扱うホースマン(私はホースウーマン?)として、馬に対しての知識や対応の幅を広げていきたいと思っています。私にとっては乗る以外の時間も、馬との関係を固くつなぎ、ライダーとしての自分を支える活動なのです。今後も楽しみながらやっていこうと思っています。

Q2:Grand Champion Horse Caf Au Laitに関して今年一年の付き合い、勝因、オーナーとして特に喜ばれたことをお書き下さい。

A2:CAF Au Laitに関して
 2016年11月よりオーナーになり、やっと1年経とうとします。自馬になるまで、CAFが仔馬のときにクラブに来てどういう風にトレーニングしてきたかずっと見てきました。馴致から競技馬になるまで、トレーナーが育てる過程をずっと見てきたわけです。でも、正直なところオーナーになるまで、この馬に乗ってみたいと思ったことがありませんでした。オーナーになっての初騎乗も『 変な馬だなぁ〜 』と良い印象ではなかったのです。でも、この妙な距離感がかえってよかったのかもしれないと思っています。どうすればCAFの走りに満足できるようになるか色々試しながら乗るようになり、トレーナーに疑問に思ったことは積極的に聞くようになったからです。
 なぜそうなるのか?どうしたらイメージする走りに近づけるか?自分が満足する馬とは?こういう意識でオーナーとして関わっていくうちに、この1年間でCAFは大きく変化をしていったと思いますし、そう考え続けた自分自身も変化したと思います。
 週末に自分が乗るとき、平日のトレーニングによる馬の変化と成長に気づくようになりました。CAFほど乗る度に変化を感じた馬はいません。そして、走り以外でも日常の馬の態度・顔つき・馬体も大きく変わりました。(繋ぎ場や厩舎でのんびり過ごす姿を見て、以前のCAFを知る方もびっくりするほどです。)
 普段のトレーニングやレッスンでの走りの変化と成長が本当に嬉しいし、その進化がずっと続いています。また来年の競技会で、その進化した姿をお見せできると思います。

Q3:来年への意気込みをお書き下さい。

A3:どんな状況(どの競技会でも、参加頭数や天気なんか関係なく)の中でも、その時にできる自分と馬のベストのショーイングをしたいです。さらに進化したCAF Au Laitを、ショーイングでお見せできるように頑張ります。全てのマヌーバーで+評価を出して、自己最高得点を出します!

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