The 9th PBC 1st Scene 2016 の開幕です。
今年もPRBCが開催する選手権大会が始まります。今年は第9回大会となります。
こうして会を重ね競技大会の風景を見て参りまして、一番感じることは何よりも馬場に入場する馬の姿勢にあります。何よりも9年間の変遷を説明しています。入場してくる馬の態度や姿勢を見ると、特にライダーがチェックするビットに反応する馬の柔軟性やゆったりと歩を進める後肢の足取りで、何よりもその進化を感じます。
それらの風景は、レイニングの概念が変化したことを感じます。マヌーヴァーの一つ一つであるスピン・スライディングストップ・チェンジリード・スピードコントロール・ランダウン・ロールバックなどの我々の理解する概念が核心にせまって、大いなる躍進を果たしたのではないだろうか。
歩む道が王道であることを誰もが望むところであるものの、選択している道がそうであるかどうかをそのとき知ることはできない。しかし、我々を必ず王道へと導くシステムがあり、それは、それまでの経験やセオリーや結果にとらわれるより、絶えず一顧の憂に意識を傾注し、これに妥協することなくその憂いを許さない歩を徹底することで、多少のミステイクがあっても、必ずや我々を王道へと導くのであります。
我々は、一顧の憂いから解放される道を、暗中模索しながら妥協することなく、真摯に自分自身の葛藤に耳を傾けてきたからこそ今日があり、これからもこの道を進んでこその明日を迎えたいと誓うところでございます。
2016年の皆様のご健闘を心からお祈り申し上げます。