PRBC
パシフィック ライディングホース ブリーダーズ コミュニティ

*競技結果
 4/19(木)
 4/20(金)
 4/21(土)

*大会レポート


開催にあたり

大会要項

タイムテーブル

エントリーリスト

The 5th Pacific Breeders Circuit 1st Scene '12
大会レポート

 関東地方では、梅の開花が3週間ほど遅れ長引いた冬もやっと終わりを告げ、多少の雨が心配されたものの、結局好天の中ベストコンディションの馬場での大会3日間であった。

 PRBCは、2012年は結成5年目を迎え一区切りの年であり、2011年には結成4年目にして、10,000.千円サイヤー1頭・10,000.千円オーナー1名・20,000.千円ライダー2名が誕生し、継続の大きな力と不断の研鑽の結果ということだろう。

 さて、初日Non Pro DVは、2011年 Non Pro Grand Championの栄誉に輝いたCaf King Jacと北村 康男が、昨年からの好調を、+1のスピードコントロールで引き続き発揮し、143.5とトップ成績を収めた。
 これに追随したのが、成長著しいLa Tigre Del Cielo と石山 真実がわずか0.5ポイント差の143.0であった。

 Int Non Pro DVは、Black Cafと小林 孝之が、堅実な演技を見せて、そしてストップの良いBlackの特長を活かして135.5のスコアを出し、トップに立った。

 Open DVは、2011年 Junior Grand Championに輝いた Caf Jennyと土岐田 騰馬が210.0とトップに立ったものの、2ポイント差の中に5頭がひしめき合う混戦となった。

 大会二日
 Ancillary Class Ltd Non Pro DVは、A Hollywood Hustlerと林 雅子が、Open DVは、Moonshiney Pine が、Cajuns Moonshine のファーストフォールとして初めてのショーイングだった。

 Green DVは、久々に大会エントリーしたEighty Six Classicと佐藤 一彦が、落ち着いたショーイングができた結果、パフォーマンスの優秀な馬の特徴を出して、ダントツトップの成績を出して見事初優勝を果たした。

 大会三日
 Int Non Pro DVは、波乱の様相を呈した戦いであった。
 初日トップに立っていたBlack Caf がロールバックで5ステップ以上のバックアップをしてしまって、順当なショーイングにも関わらず手痛いミステイクでスコア0となった。
 そして2ポイント差で追随していたLa Tigre Del Cieloと石山 尚子が断然有利となって、好調なパフォーマンスを見せて、誰もが石山の優勝と思い後2回のストップさえ無難であればと固唾と飲んだ瞬間に、やってしまったのである。レフトロールバックでバックアップしてしまい結局スコア0となって、Black Cafと小林 孝之コンビが初の優勝を飾ったのである。

 Non Pro DV は、0.5ポイント差での2ndゴーラウンドで、北村が先のドローで、140.0とまずまずなパフォーマンスであったものの、僅差で追い上げる石山の演技如何では、どちらが栄冠を手にするか分からなくなってしまった。

 そして、石山のパフォーマンスが始まり、1st Goのときよりの素晴らしいできで、誰もが逆転優勝だと思ったところ、ライトロールバックに落とし穴があったのだった。5ステップ以上バックアップしてしまい沈没して、Caf King Jac と北村 康男が見事ノンプロ日本一の座に輝いた。
 石山のリベンジは、暫し6月のコングレスまで待たれる。

 Open DVは、Caf Jennyと土岐田 騰馬が1st Goに続いてトップスコアを叩き出して、先ずは2012年最初の1勝を挙げた。
 2位に付けたのは、Black Cafが成長著しく健闘して、Re Championになり、コングレスでは、Jennyの座を奪うのはこの馬ではないかと予想をさせるに足るパフォーマンスであった。

 Team Roping Dummy Header
 Green DVは、3人のエントリーと成立ギリギリであったが、袴田 桂子が練習不足に関わらず、ルーズキャトルの人が続出して、確実にキャッチングしたのが功を奏して初優勝を遂げた。

 Non Pro DVは、今年からベストスコアトップ2がファイナルへと予選通過する制度になって、小林 孝之 と 土岐田 騰馬が、がクォーリファイして、小林 孝之が72.0とハイスコアを出して、2011年グランドチャンピオンの貫禄を見せて、2012年最初の1勝を挙げた。

 編集後記

 ローピングのレベルアップが望まれる。

 ここ数年目覚ましい進化を見せていたローピングであったが、更なる進歩を期待していたのだが、予想に反して極一部の人を除いて、目覚ましい上達が見られなかったのは残念だった。
 精進は継続することによって進歩に繋がるものだが、継続は何を以てなし得るものなのだろう。

 また、Green DVのライダー全体にいえることは、馬をコントロールするという意識で乗るという意味を、理解する入り口にいるライダー達のクラスなので、この段階でしか学べないことをしっかりと学んで、後進の見本となるパフォーマンスを期待したい。

 10,000,000.円サイヤー誕生

Int Non Pro Champion Black Caf  Out of Chic April Fool
Non Pro Champion   Caf King Jac  Out of Chics April Fool
Open Champion        Caf Jenny    Out of Chic April Fool

 上記3頭のチャンピオンホースのサイヤーであるChics April FoolがTopsail Whizに続いて、PRBC 史上2頭目の10,000.千円サイヤーに輝いた。

 Chics April Foolは、Smart Chic Olenaの直子で、Smart Chic Olenaは、11Million Dollar Sireで、グランドサイヤーのSmart Little Lenaは、39Million Dollar Sireで、名門中の名門のペデグリーである。