「理想的乗馬社会」の構築は、理想的乗用馬の生産なくして、語ることはできない。
私の知る限りにおいて、乗用馬の繁殖生産を根幹とした組織は、これまで日本にはなかったと思います。
その乗用馬の繁殖生産を基軸に組織した「The Pacific Riding Horse Breeders Community」の活動の始まりが、来る3月20日(木)より3日間に亘り開催される運びとなりました。
「The 1st PRBC Circuit 1st Scene '08」は、本年3大会のサーキットの第1戦として執り行われます。
本大会は、ライダーのスキルに合わせて区分され、それぞれに優劣が競われて順位が決定されます。
我々の考える競技会とは、単に優劣を競うというだけでなく、将来の優れた乗用馬の創出のために、その回答を得ようという試みであるという位置づけでもあります。
さらにまた、馬齢5歳以下の乗用馬で競技されますジュニアホースのクラスがあって、これは新馬戦であり、新馬戦を行うということは、日本国内における乗用馬「子馬の誕生から調教の完成まで」の一貫生産を促進するためであり、将来の日本にとって大きな意味を持つ企画でございます。
国内一貫生産がもたらすものは、獣医術、繁殖、育成、調教、流通、その他の分野の計り知れない技術革新やシステムの構築でありましょう。
本コミュニティは、乗用馬社会の普及拡大を目指します。しかし回り道かも知れませんが敢えて、「理想的乗馬社会」の追求を徹底して行うことによって、結果として普及拡大を計りたいと考えています。
第1回大会の開催に際しまして、多大なるご理解とご協賛を賜り心より御礼申し上げます。