講習会ではまず初めに、受講者が競技会の映像を見ながらジャッジングに挑戦。自分なりのスコアを付けたが、初めての人がほとんどで土岐田会長のスコアとは大きくかけ離れ、難しさを実感する声が上がった。
その後、土岐田会長がアメリカのNational Reining Horse Association(NRHA)のルールブックに則って、ジャッジングの仕組みや必要な心構え、ノースコアとスコア0(ゼロ)の違い、ペナルティポイントが付くケースなどを説明。さらに、スピンやスライディングストップといったマヌーバーごとにジャッジングのポイントを解説した。
受講者は続いて、競技会の複数の映像を見ながら、ジャッジングの演習を繰り返した。最初はペナルティを見逃したり甘いスコアになったりしたが、回を重ねるごとに要領を得るようになり、土岐田会長の出すスコアに近づいていった。
受講者の一人は「各マヌーバーでアベレージ(平均点)を取るために、何が必要なのか理解が進んだ。そのことを意識して、日ごろから馬に乗っていきたい」と話していた。
講習会はPRBCの会員以外でも受講できる。受講者のうち一定レベル以上(Intermediate Non Pro 以上)の人は、2月2、3日※注2)に行われる公認ジャッジの認定試験を受験可。合格者から、3月に始まるPRBCサーキットのオープンとジュニアホースの各ディビジョンのジャッジが選ばれる。
主催するPRBC競技委員会の新井俊一委員長は「今回の講習会を、レイニングのジャッジングができる人材を国内でも増やしていくスタートにしたい」と話していた。
※注1:1/26、27、2/2、3に追加講習が決定しました。(1/23)
※注2:試験日は2/9、10に変更になりました。(1/28)