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ジャッジ講習会がスタート

 レイニングのジャッジを養成する「ジャッジ講習会」(PRBC競技委員会主催)が2008年1月12日、千葉県八街市のエルドラドランチで始まった。受講者たちは講師を務めるPRBC・土岐田勘次郎会長の指導のもと、競技会の実際の映像を見ながらジャッジングのポイントを学んだ。受講者からは「ジャッジの視点を知ることで、ライディングの際に何を心掛けたらいいかが分かった」という声が相次いだ。19、20日※注1)にも開かれる。


競技会の映像を見ながら採点する受講者たち

 講習会ではまず初めに、受講者が競技会の映像を見ながらジャッジングに挑戦。自分なりのスコアを付けたが、初めての人がほとんどで土岐田会長のスコアとは大きくかけ離れ、難しさを実感する声が上がった。
 その後、土岐田会長がアメリカのNational Reining Horse Association(NRHA)のルールブックに則って、ジャッジングの仕組みや必要な心構え、ノースコアとスコア0(ゼロ)の違い、ペナルティポイントが付くケースなどを説明。さらに、スピンやスライディングストップといったマヌーバーごとにジャッジングのポイントを解説した。
 受講者は続いて、競技会の複数の映像を見ながら、ジャッジングの演習を繰り返した。最初はペナルティを見逃したり甘いスコアになったりしたが、回を重ねるごとに要領を得るようになり、土岐田会長の出すスコアに近づいていった。
 受講者の一人は「各マヌーバーでアベレージ(平均点)を取るために、何が必要なのか理解が進んだ。そのことを意識して、日ごろから馬に乗っていきたい」と話していた。


採点のポイントを解説する土岐田会長

 講習会はPRBCの会員以外でも受講できる。受講者のうち一定レベル以上(Intermediate Non Pro 以上)の人は、2月2、3日※注2)に行われる公認ジャッジの認定試験を受験可。合格者から、3月に始まるPRBCサーキットのオープンとジュニアホースの各ディビジョンのジャッジが選ばれる。
 主催するPRBC競技委員会の新井俊一委員長は「今回の講習会を、レイニングのジャッジングができる人材を国内でも増やしていくスタートにしたい」と話していた。

※注1:1/26、27、2/2、3に追加講習が決定しました。(1/23)
※注2:試験日は2/9、10に変更になりました。(1/28)