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第1回公認ジャッジ検定Report

 3月20日より始まるPRBCサーキットのジャッジを選出する「公認ジャッジ検定試験」(PRBC競技委員会主催)が、2月9日(土)・10日(日)の二日間にわたり、PRBC事務局のあるエルドラドランチで行なわれた。試験項目は制限時間1時間の筆記試験とビデオ視聴によるジャッジ実技試験の二つ。受験者は二日間合わせてのべ16名、そのうち合格者は10名で、合格率は62%であった。
 今回実施された公認ジャッジ検定試験は、1月12日から毎週土日に開催された「ジャッジ講習会」(PRBC競技委員会主催)の受講者に受験資格が与えられた。受験者のうちIntermediate Non Pro以上の人は、合格すると公認ジャッジ認定の最終候補となる。試験は2日間異なる問題が出題され、受験者はどちらかを受験すればよい。1日目の試験で不合格になった人も、2日目に再度受験することができる。


筆記試験の様子

 試験は20問の筆記試験から開始される。ジャッジングの基礎を問う問題から複雑なペナルティを問う応用問題が出題され、ジャッジとして必要な知識が問われた。筆記試験の合格基準は20問中16問以上(正解率80%)。筆記試験合格者からも「試験を受けてみて、自分の中にまだ曖昧な部分があることがわかった」、「もっと深いレベルまでルールを理解することが必要」、「これからも勉強を続けていきたい」といった声が多く挙がった。
 次に行なわれたジャッジ実技試験では、受験者がビデオを視聴しながら実際にジャッジングを行なう。問題は全部で5問。ペナルティを見逃さないことは勿論、正しい順位付けができているか、確固としたジャッジングの基準を持ち合わせているかなど、より厳しい視点で受験者の能力が審査された。7マヌーバの場合、模範解答のトータルスコアとの誤差が3.1/2ポイント以内であれば合格(8マヌーバの場合は4ポイント)となる。


試験終了後、模範解答の解説をする土岐田会長

 2日間の試験終了後、PRBCの土岐田勘次郎会長から合格者に対して、
「ジャッジングで大切なことはレイニングに対する『美学』を持つことです。そして良いパフォーマンスをする馬を好きになってください。それが皆さんのジャッジングの基準になるはずです」
とメッセージが送られた。
 今回合格した10名のうちIntermediate Non Pro以上の人は、2月17日に開かれる公認ジャッジ認定委員会の最終審査を受け、公認ジャッジとして認定される。

 最後に、「ショーペンでは常に、いろいろなドラマが繰り広げられます。ジャッジング技術のみで全てが解決するものではなく、信念を持ったジャッジの最も人間的なものが要求される部分もあります。公正なジャッジングは基本であり、ジャッジに最も必要なのは、パーソナリティだと思います。選任されたジャッジが、いつの日もリスペクトされる存在である事を願っています」と、PRBC公認ジャッジ委員会の新井俊一委員長が語ってくれた。