*競技結果
ODB Ancillary
10/6(金)
10/7(土)
10/8(日)
*大会レポート
*開催にあたり
*大会要綱
*タイムテーブル
*エントリーリスト
|
The 10th Pacific Breeders Circuit Final Scene 2017
開催にあたり
設立10周年を迎えた本年サーキットも最終戦を迎えました。
皆様のご支援に対し謹んで御礼申し上げます。
乗馬の喜びとは、様々だという向きもあり、一つしかないという考え方もあります。
私は、後者だと思うのであります。様々だという人にその喜びを知るものはいないとさえ思っています。
乗馬の喜びとは、一つのみであります。それは自らの成長であり、上達の過程において、自分が成長する変遷を実感することにあります。唯単に、成長の変化を実感するのでは無く、客体である馬の成長を通して、つまり馬の成長を自らの力で具現化したことを通して自分の上達を実感することが、乗馬の喜びであります。
親が子供の成長を喜ぶことと同様であります。子供が成長することを喜びとしながらも、これをなし遂げた自分を喜ぶのであります。子供を育てながら親が成長しない昨今でありますが、乗馬の場合はそうは参りません。
ライダー自身の成長無くして馬を成長させることはできません。そこには、ライダー自身の哲学が必要なのであります。ここで言うところの哲学とは、学問ではありません。
自らのメンタルとフィジカルを如何にコントロールするかであり、自らのメンタルとフィジカルと雖も、直接コントロールすることはできない。様々な外的要因に拘束や影響される環境で、ときにはこれに流され抗いしながら自らのメンタルとフィジカルをコントロールします。
このことは、馬に乗って馬をコントロールすることと似ています。
馬を直接コントロールすることはできません。馬の訓練度や性格や運動能力や才能など様々な要因が介在します。その環境の中で馬を成長させ、その過程において自らが成長します。
これらのことを自らの考えで企画し、この企画を実戦して成長をなし遂げることこそが哲学であり、乗馬の喜びなのであります。
そして、皆様の哲学を披露する場が競技会であります。
皆様のご健闘をお祈り申し上げます。
2017年8月吉日
The Pacific Riding Horse Breeders Community
会長 土岐田 勘次郎 |
|