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The 3rd Pacific Breeders Circuit Final Scene '10 「PRBC大会史上最悪」との声も聞かれるほどの悪天候にもかかわらず、The 3rd Pacific Breeders Circuit Final Scene 2010は、サーキットを締めくくるにふさわしい文字通りの熱戦が繰り広げられた。 数々のタイトルホルダーが集うOpen DV。どの馬が勝利してもおかしくない顔ぶれの中、1st Go Roundでアベレージ以上のスコアを得たのは、Cajuns Moonshine/土岐田勘次郎、Dreams Of Chics/土岐田藍、Jac In The Money/土岐田騰馬、Mr Topsail Whiz/土岐田藍の4頭。いずれも僅差で、勝負の行方は翌日の2nd Go Roundへ。 Junior Horse DVはCaf Jenny/土岐田騰馬(オーナー:篠崎富貴)が2nd Sceneに引き続きチャンピオンに輝いた。 「140超えは当たり前」の大激戦となったNon Pro DVは、比較的馬場状態が良かった1st Go Roundより、むしろ重馬場での2nd Go Roundでハイパフォーマンスの応酬となった。 INT Non Pro DVは、Whiz Tari/増田明子が辛勝。1st Go RoundはFantastic Sailing/白井千鶴子に、2nd Go RoundはChics Smart Fine/ウエスタン安藤にトップを譲るも、トータルで266.5と一歩抜け出し、出場した3大会全てでチャンピオンとなった。 LTD Non Pro DVは、Chics Smart Fine/安藤裕紀が139.5の高スコアで優勝。充分な速さのスピン、グランドコンタクトをはずさないストップなど演技のマイナスが一つもなく、抜群の安定感で他を寄せ付けなかった。安藤はデビュー2戦目にして初タイトル、Chics Smart Fineは昨年のFinal Sceneに続き2冠目を獲得した。 Team Roping Headerは、Non Pro、Greenともに新チャンピオンが誕生。 Green DVは、パワーの乗ったスロー、素早いダリーで70.5のスコアを獲得した土岐田藍が、ロープを初めて半年足らずで初優勝を果たした。 今大会がハイレベルな戦いであったことは間違いないが、恐らくこれで満足しているライダーは一人もいない。誰もが、更に自分の馬を良くするための今後のトレーニングプランを既に思い描いているはずである。 |