PRBC初年度の幕開けをしたのがつい昨日のようですが、既にサーキット2nd Sceneを終了し、早いものでFinalを迎えることとなりました。
歴史を積み上げていくことの重要性と牛歩のごとき日々の歩みにジレンマを感じながらも、予定の通りFinalを迎えることができますことに深い喜びを感じております。また、ご理解ご支援を頂きました関係各位並びに、多大なご協賛を賜りました皆様方に対して、衷心より御礼申し上げます。
PRBCは、日本における乗用馬及び乗馬社会の理想型を追求すべく発足致しました。そこに存在するライダー及び馬が、ホースマンシップとは何かという目的意識とその意識から発する行動が理に適ったものでなくてはなりません。
競技会におけるパフォーマンスのクォリティーが高くなければならないことは言うまでもありませんが、ライダーの技量のレベルに関わらず「馬が人に」「人が馬に」接するときに、それぞれがどうあるべきかを模索し理想に向かっていることに、何よりもプライオリティーがなくてはなりません。
馬と人間が目的に向かって良きコミュニケーションがとれると言うことは、乗馬における基本中の基本であることは言うまでもないことです。
一人一人のライダーが馬に対して良き指導者たり得るために、どのようなスキルが必要で、今何が自分に欠落しているのか、そのスキルの重要度やプライオリティーや身につけるための順序を改めて考える必要性を痛切に感じます。
Finalに向けて更なる研鑽が必要なのは当然ながら、ライダーの技量のレベルや年齢や性別そして個性の違いに沿って、それぞれに適応したスキルアップの方法やそのスキルアップの過程において、乗馬の喜びを創出しつつ実現できるかを皆さんと共に汗をかいてまいりたいと考えております。
日本における我々の果たすべき役割の重要性を今更語るべくもありませんが、一人一人が理想のホースマンシップを追求して、その行動に表現されてこそ説得力を持ちうるものだと思います。
ここにFinalを迎えるということは、PRBCにとって第1日目の締め括りとなるわけですから、ここに掲げたことを日々研鑽して、素晴らしい第2日目となる来年を迎えることができる足掛かりになるよう祈念して止みません。