PRBC
パシフィック ライディングホース ブリーダーズ コミュニティ

*競技結果
 ODB Ancillary
 4/23(木)
 4/24(金)
 4/25(土)

*大会レポート


開催にあたり

大会要綱

タイムテーブル

エントリーリスト

The 13th Pacific Breeders Circuit 1st Scene '20
大会レポート

 新型の武漢ウィルスによる緊急事態宣言に伴う自粛要請により、色々なところで色々な活動が制限されていて、世界的にもレインニングのイベントが延期や中止に追いやられている。しかしながら今日、ウィルスの感染者が減少傾向を見せるようになって、多数の被害者や死者が発生したヨーロッパやアメリカを初めとして日常の生活を取り戻すような動きも出始めています。
 こうした世相騒然とした中で、4月22日に大会初日を迎えた。

 4月22日(水曜日)
 One Day Before Ancillary

 大会の為のスクーリングとして行われたクラスで、2頭のエントリーがあり、Open DVでは、Moonlights Sailor エキジビター 土岐田 騰馬(千葉県)Owned by石山 真実(千葉県)が70.0ポイントのアヴェレージスコアをマークした。
 Non Pro DVでは、 Gold Flashy Jac エキジビター 小林 孝之(千葉県)は、大会本番のためのスクーリングに徹したショーイングであった。

 The Day 1st  4月23日(木曜日)
 馬場コンディションが、時々降る雨のせいで少々ウェット状態の中でスタートした。

 Non Pro DV 1stGo Round
 トップに立ったのは、Hollywood Wooster 土岐田 藍(千葉県)で、サークルやストップなど無難にまとめて135.0ポイントをマークした。そして、0.5ポイントビハインドで2位につけたのが、Chics Top Cody 末廣 まどか(千葉県)で、スピンのスタートに少々手間取ったところがあったが134.5ポイントマークして優勝圏内につけた。
 3位につけたのは、Gold Flashy Jac 小林 孝之が130.5ポイント、4位につけたのは、Remarkable Step 増田 明子(千葉県)が130.0ポイントで、2nd Go Roundに望みを繋いだ結果となった。
 そしてトップと2位につけた土岐田と末廣は、共に今シーズンから新しくコンビを組んだ馬での参戦であった。その新コンビの2組が、1位と2位を占めた結果となって、2nd Goの優勝争いが楽しみとなったのである。

 Open DV 1stGo Round
 首位に立ったのは、Just Dunit 土岐田 騰馬 Owned by 石塚 泰子(千葉県)で144.0ポイントをマークし、+1のスピンとサークルで圧巻のパフォーマンスであったが、スピンでのペナルティでスコアが思ったほど伸びなかったようである。
 そして更に、土岐田 騰馬は Hollywood Wooster Owned by  土岐田 藍で139.0ポイント、Topsail Goldie Owned by 佐藤 一彦(千葉県)138.0ポイントをマークして、1・2・3を独占した。

 The Day 2nd  4月24日(金曜日)

 Ancillary Class
 Ltd Non Pro DV
 果敢なスピードコントロールを見せて139.5ポイントとほぼアヴェレージの高得点をマークしたJust Dunit 石塚 泰子が見事優勝を果たした。
 準優勝は、Whizlin Whoaman 林 雅子(東京都)で、自己ベストのパフォーマンスを見せて135.0ポイントをマークした。

 The Day Final  4月25日(土曜日)

 Non Pro DV 2nd Go Round
 1stGo2位につけて優勝候補であったChics Top Cody 末廣 まどかは、スピンのトラップに嵌り5スピンとなって敢え無く撃沈してしまった。グレートな馬だけに、その能力を引き出せるのは何時のことになるか、リベンジを期待したいものである。
 そして、Hollywood Wooster 土岐田 藍は、上手く乗りこなせるか不安があって心中穏やかではなかったらしいが、結果的に「案ずるより産むが易し」となって138.0ポイントをマークして、目出度く優勝を果たして自信を深めたようであった。
 準優勝は、堅実なパフォーマンスで、136.5ポイントマークしたRemarkable Steps 増田 明子(千葉県)であった。

 Open DV
 ほぼ全てのマヌーヴァー+1という圧巻の演技で152.0ポイントをマークして、ぶっちぎりの優勝を飾ったのは、Just Dunit 土岐田 騰馬 Owned by  石塚 泰子となった。
 ランインでスライディングストップアンドバックアップ:+1/2、ライトスピン:+1、レフトスピン:+1&1/2、レフトサークル:+1/2、ライトサークル:+1、ライトロールバック:+1、レフトロールバック:+1/2、スライディングストップ:+1 77.0ポイント トータル 152.0ポイント 2回走行合計 296.0ポイント。
 準優勝は、Topsail Goldie Owned by  佐藤 一彦138.5ポイント トータル277.5ポイント、そして3位は、Hollywood Wooster Owned by土岐田 藍 136.5ポイント トータル274.5ポイントとなり、優勝、準優勝、そして3位を独占した土岐田 騰馬の完全勝利という結果となったのである。

 番外となってしまったが名馬Eighty Six Classic 袴田 桂子(千葉県) Owned by 磯野 ひろ子(千葉県)は、1stGoでロールバックを失敗して0点となってしまったものの、2nd Goでは145.0ポイントマークしてチャンピオンホースここにありという存在感を示した。

 Team Roping Dummy Header Non Pro DV
 小林 孝之(千葉県)が絶不調で、2投とも珍しく外してしまって決勝進出ならずとなって、増田 明子が決勝進出を果たした。
 そして決勝は、土岐田 騰馬と増田 明子の闘いとなったものの、練習嫌いの土岐田 騰馬が70.5ポイントをマークして優勝を遂げた。

 編集後記
 オリンピックイヤーが、新型のウィルスの世界的蔓延により延期となって、世の中は一転して自粛ムードとなってしまった。
 日本は世界的に希に見るほど重病者や死者は二桁も違うほどの少なさであるが、不幸にして亡くなられた方の一人一人の命は、なにものにも変えがたいもので、その軽重に違いがあるはずもないが、全体像としてその数が少ないのは確かな事実であり、そんな自粛の風潮の中本大会が挙行されたのだ。
 その内容は、ショーホースのクォリティが益々高まってきており、次の大会ではどんなショーイングが見られるのか誠に楽しみである。
 一人一人がなすべきことにベストを尽くして、弛まざる精進によって未来が開けるのだから、どんなときでも自らの使命を忘れることなく貫くことが重要なのだろう。