PRBC
パシフィック ライディングホース ブリーダーズ コミュニティ

*競技結果
 4/24(
 4/25(金)
 4/26(土)

*大会レポート

Competitions report


開催にあたり

大会要項

タイムテーブル

エントリーリスト

The 7th Pacific Breeders Circuit 1st Scene '14
大会レポート

 本コミュニティは、年間4回の公認大会をサーキット形式で開催しており、下記の日程での開催を予定している。

 1.The 7th PBC 1st Scene 2014    4月 24日(木) より26日(土) 3日間
                会場 エルドラド ランチ

 2.The 31st EWPC Congress2014  6月 26日(木) より28日(土) 3日間
                会場 エルドラド ランチ

 3.The 4th West Japan Championship 2014 9月 4日(木) より6日(土) 3日間
                会場 福岡県古賀市馬術競技場

 4.The 7th PBC Final Scene 2014  10月 10日(金) より 12日(日)3日間
                会場 エルドラド ランチ

 本大会は、サーキットの開幕戦で、レイニングホースとダミーによるティームローピングヘッダーの2種目が執り行われる。

 The Day 1st 4月24日(木)

 Non Pro DVの1st Go Round

 昨年グランドチャンピオンに輝いた Caf King Jac (2005年Red Dun Gelding)と小林孝之のコンビが、緩急のあるサークルとディープなスライディングを見せ、アグレッシブなパフォーマンスによるハイスコアの212ポイントを出してトップに立った。

 そしてこれに続いたのが、Gold Flashy Bear(2008年Bay Gelding)と増田 明子のコンビで、少しトップとは開きがあるもののスピードコントロールの持ち味が出たパフォーマンスで、2nd Go Roundのでき如何によっては、トップに対してプレッシャーを掛けられる位置につけた。

 Open DV 1st Go Round

 このクラスには、今年からショーイングする国産のクォーターホースが2頭いて、Brighten Gold (2009年 Sorrel Mare)と Whiz N Pep(2007年 Brown Gelding)である。
 Brighten GoldのSire(父馬)は、Gallo Gold Codyで、Gallo Del Cielo(2Million Dollar Sire)の直子であり、Whiz N PepのSireは、Wish Whizで、Topsail Whiz(9Million Dollar Sire)の直子である。

 さて、トップに立ったのは、スピン、スライディングともに得点を稼ぐパフォーマンスを見せた、Dreams Of Chics(2002年 Chestnut Gelding オーナー 大野 城児)と前原 汐里(カナディアンキャンプ乗馬クラブ所属)のコンビであった。
 そして、2位グループには、Brighten Gold と 土岐田 騰馬と、Shesa Reincarnation(1997年 Chestnut Mare)と 袴田 桂子のコンビが続いた。

 The Day 2nd 4月26日(金)

 Ancillary LTD Non Pro DVでは、A Hollywood Hustler(1996年 Red Dun Gelding)と林 雅子が、午後からのLTD Non Pro DVの本戦の予備戦として出場し、見事優勝を果たした。

 Ancillary Open DVでは、Eighty Six Classic(2001年 Palomino Gelding オーナー 佐藤 一彦)と土岐田 勘次郎のコンビが、圧巻のパフォーマンスで今大会最高得点の148.5ポイントを叩き出して優勝を果たした。
 オーナーの佐藤は、スケデュールが合わず今回出場できなかったため、プロフェッショナルトレーナーの土岐田 勘次郎がスクーリングのためにショーイングして、6月の競技会(31st EWPC Congress)に出場する佐藤のために備えるための出場であった。

 Ltd Non Pro DV

 見事チャンピオンバックルを獲得したのは、Dunit Pepper Doll(2007年 Bay Mare オーナー Cloud Nine)と末廣 まどかのコンビで、末廣は3年の騎乗経験にも関わらず上達が目覚ましかったものの、ケアレスミスで後1歩のところで何回か優勝を逃していたが、今回は見事にスピードコントロールといいスライディングストップといいアグレッシブなパフォーマンスで他を圧倒して栄冠に輝いた。

 The Day Final 4月26日(土)

 Non Pro 2nd Go Round

 2回の走行の合計得点で競われるこのクラスは、Caf King Jac と小林 孝之が1st 2ndとともにトップスコアで、完全優勝を果たした。
 このところ感覚に基づいたライディングを心がけてきて、2nd Go Roundの出番前の準備運動では、何時になく感覚と馬の反応とが合致した感じになって、そのままショーイングができたというのが優勝の弁であった。

 2位に迫っていたGold Flashy Bearと増田 明子は、1st Goよりいい調整ができて、スピン・ストップ・スピードコントロールともにいいできであったものの、5スピンをして0ポイントとなってしまって入賞を逃してしまったものの、次回に向かっての自信を得たようだった。

 そして、リザーブチャンピオンに輝いたのは、Smart Catfish(2006年 Sorrel Gelding オーナー Catfish Ranch)と中島 徳三で、チャンピオンとは少し距離があったものの堅実にパフォーマンスして、次回のチャンピオン席を予約したようであった。

 Open DV 2nd Go Round

 九州初のオープンチャンピオンが誕生した。
 Dream Of Chicsと前原 汐里のコンビが、1stGo より更に得点を稼ぎ143.0ポイントを叩き出して、見事初優勝のプレッシャーを跳ね返して、念願のチャンピオンバックルを手にした。

 2位グループにつけていたBrighten Gold土岐田 騰馬・ Shesa Reincarnationと袴田 桂子が追い上げたが、1歩及ばず2位タイにとどまった。

 九州地区からのエントリーで、オープンDVを制したライダーは、前原 汐里が日本史上初で、カナディアンキャンプ乗馬クラブのウエスタン部門の責任者として、ノンプロのライダーの養成をしながら自らの技量のアップに努力してきた成果がここに現れた結果で、快挙といっても過言ではない。
 優勝スピーチで感極まった姿を見せ、多くの人達のもらい泣きを誘ったのも印象的だった。
 それでも奢ることなく、これからの精進を誓ってスピーチを締めくくった。

 Team Roping Dummy Header

 Green DV

 3人と少ないエントリーであったが、このクラスで優勝を果たすのも大変な精進が必要で、日々の研鑽がなければ並大抵ではないようだ。
 ここでチャンピオンに輝いたのは、勝率100%を自らの弁で誇っていた、増田 明子であった。
 日頃の練習よりはできが良くなかったようだったようだが、彼女のスィングは将来性を予期させるようなできで、見事に勝率100%を堅持した。

 Non Pro DV

 大会前からぶっちぎりの成績で優勝すると宣言していた、石山 真実が、何と2回のチャレンジでルーズキャトルとなって、決勝戦に残ることができないというハプニングがあり、小林 孝之と土岐田 騰馬がトップスコアで、この2人が決勝戦に望む結果となった。

 決勝戦は、小林が何時ものスィングができないながらもキャッチングとダリーをそつなくこなし得点を稼いだものの、土岐田は、キャッチングが小林と同程度のパフォーマンスだったがダリーでスムーズさを欠き、見事小林が、ローピングとレイニングのノンプロの2冠に輝いた。

 3日間とも好天気に恵まれた大会であった。
 2014年からノンプロライダーの認定を受けた岡田 隆雄は、今年は1st Sceneからの参戦で、4回のサーキット全戦出場する予定だそうで、1stGo Roundで惜しくも0ポイントなってしまったが、持ち前のチャレンジ精神で、ノンプロで唯一サークルのマヌーヴァーで+1のパフォーマンスを見せて、オーディエンスの喝采を浴びていた。

 馬のトレーニングの成果が何時もの年とは特段の違いを見せており、聞くところによると、そのトレーニング法を初めて未だ10日間ほどそうで、完全な成果は6月のときに披露できると各トレーナーが語っていたので、6月のコングレスでは、これまでと全く違った景色に出会えるかも知れない。