桜の花咲く季節到来と共に、2010年のウエスタン馬術競技大会シーズンの開幕です。
今年からは、PRBC主催大会の3大会と公認大会のCongressと合わせて4大会が、サーキット制で行われます。
「The 3rd Pacific Breeders Circuit 1st Scene '10」は、その幕開けとなる大会です。
PRBCは、今年で結成以来3年目に突入し、その充実ぶりをここに披露できることは今の日本にとって大きな意味を持つこととなり、更にまた将来に向かって精進し、この足跡を誇れるものとして残していかなければなりません。
我々が今どれだけの理解者や賛同者を有しているかは、大きな問題ではありません。
出場選手一人ひとりが、将来に向かって何かを発進する役割を担っているという意識を持っていることが何よりも必要なことなのです。このことが、将来へと価値ある宝物を残すことになり、我々自身にとってもどれだけ豊かで充実した時を刻むことになるか計り知れないのです。
私は、この歴史を刻む一員として、皆様と一緒にこの大会を担うことの喜びを実感しているところでございます。
今時代は目まぐるしく進化して、この一瞬を動画として世界に発信することが可能です。
我々のパフォーマンスのクォリティが最高のものでありさえすれば、世界のマーケットに向かってアピールし、その評価を得ることがいとも簡単にできるのです。
チャンスを得ることが難しい時代ではなく、その分評価を得るのも淘汰されるのも瞬時に行われてしまう怖い時代でもあります。
我々は望むと望まざるとに関わらず、その荒海へと漕ぎ出さなければなりません。
どんな海なのかどんな大きさの荒波なのか楽しみで胸が高鳴り、自分の鼓動が我が耳へと響きます。
皆様のご健闘を心よりお祈りいたします。