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*競技結果 *大会レポート *大会要綱 |
The 17th Pacific Breeders Circuit Final Scene '24
天高く秋の日射しの溢れる中、10月10日より13日の4日間に亘り、2024年のサーキット最終戦が執り行われた。
■The Day 1st 10月10日(木曜日) Paid Warm Up 馬のスクーリングとして、1頭の馬が10分間馬場を占有してショーイングされた。 One Day Before Ancillary Class ショー形式で馬のスクーリングするもので、2頭のエントリーがあった。 ■The day 2nd 10月11日(金曜日) Non Pro DV Reining 1st Go Round 2024年のサーキット最終戦のノンプロのスタートである1stGo Roundで、トップに立ったのは、Just Dunit 石塚 泰子(千葉県)141.5ポイントで、ディープなストップと減り張りにあるスピードコントロールで加点し、アヴェレージを上回る高得点であった。 2位以下は3.5ポイントの間に4頭がいる団子状態で、トップのJust Dunitを脅かして、誰が優勝の栄冠を手にするかは、最終日の闘いに委ねられることとなったのである。 そして、2位に立ったのは、スピードのある美しいスピンで得点したMoonlights Sailor 石山 真実(千葉県)138.5ポイントで、これに続く3位は、Remarkable Steps 増田 明子(千葉県)137.5ポイントで、ペナルティーを最小限に抑え安定したパフォーマンスであった。そして、4位は、Royalprincess ED 土岐田 藍(千葉県)136.5ポイントで、スピードコントロールで得点したパフォーマンスであった。更に5位に付けたのは、Lil Ruf Whip 川畑 弘清(山梨県)135.0ポイントで、落ち着きのある安定感のあるパフォーマンスであった。 2024年のサーキット戦では、1stSceneは、Moonlights Sailor、Congressは、Just Dunit、2nd Sceneは、Moonlights Sailorが優勝を飾っており、3位以下の馬は、今年勝利していないという局面になっていて、2024年のGrand Championは、Just Dunitに決定をしているものの、有終の美を飾りたいのは、誰しものことであるので、最終日の闘いが楽しみである。 Open DV Reining 1st Go Round ノンプロに負けず、団子状態の結果となった。 そんな中で、トップに立ったのは、Roughlysailorsfriend 土岐田 勘次郎(千葉県)Owned by Tiara Syndicate(千葉県)139.0ポイントで、スピードコントロールによる得点で、ほぼアヴェレージ得点を獲得した。 2位に立ったのは、Topsail Goldie 土岐田 騰馬(千葉県)Owned by佐藤 一彦(千葉県)138.0ポイントで、スピンで+1/2の得点をした。3位に付けたのは、Chics Golden Dun Lait 土岐田 勘次郎 Owned by大貫 初美(千葉県)137.0ポイントで、スピードコントロールが美しいパフォーマンスであった。 トップと3位の差は、2ポイントと混戦状態で、Spooks Eldoradoのスクラッチもあり、グランドチャンピオンは、Chics Golden Du Laitに決まりだが、1stSceneはSpooks Eldorado、Congressは Chics Golden Du lait、2nd Sceneは、Spooks Eldoradoが優勝を手にしており、サーキット最終戦の結果は、如何なるものになるか、どの馬にも可能性のある結果となったのである。 ■The Day Final 10月12日(土曜日) Ancillary Class Green DV エントリーは、1頭のみであったが、ロングリードのペナルティーが大きかったものの、落ちついたパフォーマンスで、来シーズンが楽しみである。 ■The Day Final 10月13日(日曜日) Non Pro DV Reining 2nd Go Round ランインのパターンで緊張がマックスになりやすく、1stGoでトップに立っていたJust Dunit 石塚 泰子は、5スピンの罠にはまり、ペナルティー0となって、トータル141.5ポイントとなり敢え無く優秀戦線から脱落してしまった。 次の優勝候補のMoonlights Sailor石山 真実は、ストップでグランドコンタクトを外す場面が多かったことから得点を伸ばすことができず、134.5ポイント トータル273.0ポイントで、リザーブチャンピオンとなった。 そして、優勝の栄冠を手にしたのは、スピードコントロールとストップで得点して、141.0ポイントとアヴェレージを上回るハイスコアをマークし、トータル277.5ポイントのRoyalprincess ED 土岐田 藍であった。 Royalprincess EDは、Openでの優勝経験はあったが、ついにNon Proでの初優勝を飾ったのである。 Open DV Reining 2nd Go Round 1stGoでトップに立っていたRoughlysailorsfriendは、ウォーミングアップから時間が経ってしまったのが原因してか、コンセントレーションを欠くシーンが見受けられ得点を伸ばすことができず、130.5ポイント トータル269.5ポイントとなり、念願の初優勝を逃してしまったのである。 そして、優勝の栄冠を手にしたのは、Chics Golden Du Lait 土岐田 勘次郎 Owned by 大貫 初美で、スピードコントロールとストップで大きく得点を伸ばし、142.5ポイント トータル279.5ポイントとなり、今期2勝となり、Grand Championに花を添える結果となった。 そして、リザーブチャンピオンになったのは、Topsail Goldie土岐田 騰馬 Owned by 佐藤一彦 スピンで得点し、138.0ポイント トータル276.0ポイントであった。このことにより、2024年のOpen RiderのGrand Championは、土岐田 騰馬となったのである。 Team Roping Dummy Header Non Pro DV 1stChallengeでは、初エントリーの大貫 初美と石山 真実が共に、72.0ポイント獲得して、決勝ラウンドに歩を進めたのである。 大貫は、キャッチポイント、石山はスィングで得点した結果であった。 決勝戦では、72.0ポイントと共に譲らずキャッチングし、ロープオフで、僅かに大貫がキャッチングに緩みが出て、これに比べて、ベテランの石山は見事なキャッチングを果たして、72.0ポイント獲得して、優勝を果たしたのであった。 「編集後記」 本大会は、大きなペナルティーがなかったこともあって、ノンプロとオープンの両方とも混戦状態となったのであるが、更なるアクティブなパフォーマンスが望まれるところである。 そしてそれは、もう一度原点に戻って、馬を推進するとは、どういうことなのかをいうことにつきるように思えるのである。 |