The 16th Pacific Breeders Circuit Final Scene '23
大会レポート

　記録的酷暑の夏が過ぎ、秋風の吹く季節の変わり目において、2023年の最終戦が執り行われた。

■The Day 1st　10月5日（木曜日）

　ペイドウォームアップとワンデイビフォア・アンシラリーのクラスが行われ、明日からの本番に向けてスクーリングのために展開したが、流石に最終戦であることからエントリーする頭数が少なかった。

■The day 2nd　10月6日（金曜日）

　Non Pro DV　Reining　1st Go Round

　トップに立ったのは、Just　Dunit　石塚　泰子（千葉県）で、精度の高いスピードコントロールとスタイリッシュなスピンで得点を稼ぎ143.5ポイントと高得点をマークした。そして、2大会連続優勝の期待が高まったである。
　2位に付けたのは、Moonlights Sailor　石山　真実（千葉県）で、スピーディーなスピンとほぼアヴェレージのショーイングで得点し138.5ポイントをマークした。　トップには少々開きがあるものの優勝圏内に付けたのである。
　グランドチャンピオン筆頭候補のRemarkable Steps　増田　明子（千葉県）は、肢の故障で大事を取りスクラッチとなってしまった。

　Open DV Reining 1st Go Round

　ディフェンディングチャンピオンのSpooks Eldorado　土岐田　騰馬（千葉県）Owned by　落合　身知子（埼玉県）が141.5ポイントをマークし、連覇にリーチを掛けた。
　2位に付けたのは、Topsail Goldie　土岐田　騰馬　Owned by 佐藤　一彦（千葉県）で、138.5ポイントをマークした。
　チャンピオンの座を脅かす存在のRoyalprincess ED　土岐田　勘次郎（千葉県）　Owned by　林　雅子（東京都）は、ペナルティ0となり、敢え無く優勝戦線から離脱となってしまった。

■The Day Final　10月　8日（日曜日）

　Non Pro DV Reining 2nd Go Round

　1stGo　でトップに立っていたJust Dunit　石塚　泰子は、チェンジリードとブレークゲイトのペナルティがひびいて128.5ポイント、トータル272.0ポイントとなり、優勝圏内から離脱となってしまったのである。

　そして、最終走行のMoonlights Sailor　石山　真実は、プレッシャーのかかるところを吹き飛ばし、ハイスピードスピンで得点し137.5ポイント、トータル276.0ポイントをマークして、見事優勝の栄冠を手にしたのであった。
　そして、リザーブチャンピオンにJust Dunit　石塚　泰子が就いた。

　この時点で、Remarkable Steps　増田　明子が2023年　Non Pro reining　Grand Championに輝いたのであった。

　Open DV Reining 2nd Go Round

　Spooks Eldorado　土岐田　騰馬　Owned by　落合　身知子が、133.5ポイント　トータル275.0ポイントで、チャンピオンとなったのであるが、リードチェンジでミスを犯し得点を伸ばすことができず、Topsail Goldie土岐田　騰馬　Owned by　佐藤　一彦の追随如何で、優勝のいくえが定かではなかったが136.0ポイント　トータル274.5ポイントとなり0.5ポイントビハインドで、惜しくもチャンピオンの座を譲ることとなったのである。

　2023年のOpen DV Grand Championは、Spooks Eldorado土岐田　騰馬　Owned by落合身知子となったのである。

　そして、Spooks Eldoradoのオーナーの落合　身知子が、10ミリオンエンオーナーとなったのである。

　Team Roping Dummy Header Non Pro DV

　チャンピオン常連の石山　真実は、度々ルーズキャトルとなって決勝進出ができなかった。
　そして、決勝戦に残ったのは、土岐田　騰馬と増田　明子で、決勝戦第1投は双方ルーズキャトルで、第2投で、土岐田　騰馬が70.5ポイント、その後のチャレンジでありプレッシャーのかかるところ増田　明子がキャッチングで得点を稼ぎ71.5ポイントをマークして、見事チャンピオンに輝いた。
　そして、2023年Team Roping　Grand Champion　に増田　明子が輝き、女性初のグランドチャンピオンであった。

「編集後記」
　今年も、サーキットの4戦が終了した。
　これからシーズンオフとなるが、更なる発展を期待したい。
　世相は、暗雲が垂れ込めた状況にあるが、これを吹き飛ばして余りあるほどの革新が期待されるところである。
　日本の未来のために、レイニングホースのクォリティを高めると共に、ローピングのレヴェルアップを期待したいものである。

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