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*競技結果 *大会レポート *大会要綱 |
The 13th Pacific Breeders Circuit Final Scene '20
PRBCのサーキット第4戦のファイナルシーンが、去る10月7日から10日までの4日間台風14号の真っ直中開催された。
2020年は、衆知の通り1964年に開催された東京オリンピックが、再び日本の首都東京で開催される予定であった。しかし、誰も予期できなかったウィルスによる感染症によって延期となり、このウィルスは、世界に蔓延して、人類を恐怖のどん底へと追いやったのです。 しかし、我が日本は、脅威とは言い難い程度の被害で、この感染症による死者数は10月になった今でも1,500人程度であった。マスコミやメディアが意図的に恐怖を煽り、一部の政治家の先導によって、被害甚大なヨーロッパやアメリカやブラジルと同程度の経済的被害を作り出してしまったのである。 The Day 1st 10月7日(水曜日) One Day Before Ancillary Class Non Pro DVは、2エントリーあり、両方ともに本番のためのスクーリングであった。 Open DVは、3エントリーあり、Moonlights Sailor 土岐田 騰馬(千葉県)Owned By 石山 真実(千葉県)がナイススピンと+1レベルのスライディングを見せ72.5ポイントで優勝した。 The Day 2nd 10月8日(木曜日) Non Pro DV 1st Go Round 216.5ポイントの高得点でトップに立ったのは、Moonlights Sailor 石山 真実で、ストップは+1レベル、スピンもまた申し分ない+1/2と得点を稼いで圧巻のパフォーマンスを見せた。 213.0ポイントで2位に付けたのは、Tomorrow Morning Caf落合 身知子(埼玉県)で、全体的に落ち着いた演技とこの馬の得意とするところのスピンで得点した。 3位は、Remarkable Steps 増田 明子(千葉県)で、206.5ポイントを獲得し無難にまとめたパフォーマンスであった。 Open DV 1st Go Round 連勝中のJust Dunit 土岐田 騰馬 Owned By 石塚 泰子(千葉県)は、211.5ポイントで無難にまとめたというパフォーマンスであった。 ほぼアヴェレージといっていい208.0ポイントをマークし2位に付けたのは、Spooks Eldorado土岐田 勘次郎(千葉県)で、馬体の柔らかさを感じさせるパフォーマンスを見せた。 そして、手堅くまとめて3位に付けたのは207.0ポイントのHollywood Wooster土岐田 騰馬 Owned By 土岐田 藍(千葉県)であった。 The Day 3rd 10月8日(金曜日) Ancillary Class Ltd Non Pro DV La Tigre Del Cielo 林 雅子(東京都)は、雨に負けず風にも負けずという石川 啄木の心境でファイトし132.0ポイントを獲得した。 The Day 4th 10月9日(土曜日) Non Pro DV Moonlights Sailor石山 真実は、台風を吹き飛ばすパフォーマンス、水飛沫を巻き上げて+1のスライディングストップ、見事な演技は1st Goより更にグレードアップして218.0ポイント、トータル434.5ポイントをマークし、堂々チャンピオンに輝いた。 それは、日本のノンプロ界に220.0ポイントの時代の到来を予期するものであった。 リザーブチャンピオンに輝いたのは、Remarkable Steps増田 明子で、手堅くまとめて、2020年のグランドチャンピオンの座も同時に獲得した。 3位に付けたのは、スローダウンでブレークゲイトを期して惜しくも2位の座を明け渡したのはTomorrow Morning Caf 落合 身知子であった。 Open DV 2nd Go Round Just Dunit 土岐田 騰馬 Owned By 石塚 泰子は、215.5ポイントと本来のパフォーマンスを見せトータル427.0ポイントと貫禄を見せ、チャンピオンの指定席に着いた。 Just Dunitは、2020年のOpen DVにおいて3戦全勝を達成し、グランドスラムの栄冠を手にして、さらにグランドチャンピオンとなったのである。 そして、Open Championの座についた土岐田 騰馬は、Chics Top Codyで2018年のFinal Sceneの1戦、2019年の全戦(4戦)、Just Dunitで2020年全戦(3戦)の8戦連続優勝という前人未踏の歴史を刻したのであった。 リザーブチャンピオンに輝いたのは、Hollywood Wooster 土岐田 騰馬 Owned By 土岐田 藍で、+1/2のスピンで得点を稼ぎ211.5ポイント トータル418.5ポイントをマークし、ライダーの土岐田 騰馬は、ワンツーフィニッシュしたのであった。 Team Roping Dummy Header Non Pro DV 予選で共に72.5ポイントマークした石山 真実と小林 孝之(千葉県)の決勝となったものの、石山がキャッチミスを犯して、小林が72.0ポイントマークし、久々にチャンピオンの座を奪還した。 選手全員にいえることだが、少々練習不足の感があって、スィングに切れ味がなかったように感じた。 「編集後記」 台風14号のせいで、初日を除きグランドコンディションは最悪であったが、優勝したMoonlights Sailorをはじめとして、グランドコンディションに左右されない馬の態勢が整っていたように感じた。 従って、ストップだけでなくサークル走行であっても、安定感のある馬体フレームでスピードの緩慢を演技していたように感じた。 気の早い話であるが、来期の発展形を見るのが実に楽しみである。 |