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天高く馬肥ゆる秋、皆様におかれましては、ますますご健勝の事と存じます。
2022年 PRBC Final Sceneは今月9日に終了し、2022年私が選ぶ馬(My Favorite Horse Ranking)が決定致しましたので、結果を発表し、ご報告申し上げます。
2022年私が選ぶ馬(My Favorite Horse Ranking)も、13回目を迎える事が出来、ひとえに皆様のお力添えとご協力によるものと、心より感謝すると同時に、御礼申し上げます。
今年PRBCサーキットに参戦した13頭を各自の基準に基づき、PerformanceをSpin、Circle、
Stop,Rollbackに分け、Mind 、Conformationの計5項目、各項目5点満点で評価して頂きました。
各Performanceについても、それぞれ皆様のMy Favorite Horseを選んで頂きました。
2022年、誰もが想定しない想像もしない事が、平然と起きる昨今、2022年4戦のサーキットが行われました。本年のサーキットも無事に終了することができ、この企画を継続出来ている事は大会への皆さんの熱意の賜物と感謝しております。サーキットでは、昨年よりも、さらに進化したパフォーマンスをプロもノンプロも披露し、我々にレイニングの奥深さや素晴らしさを、改めて魅せてくれたショーイングでした。
2022年エントリーした13頭の馬は、国産馬9頭、外産馬4頭でした。 年齢分布は4歳から22歳と幅広く、NRHAのAge Eventにおいて3〜4歳にあたるFuturity Horseが1頭、4〜6歳、近年ではWEG世界選手権の影響もあり7歳までとなりつつありますが、そのDerby Horseが1頭、それ以上は、8〜9歳が2頭、10歳〜15歳が5頭、16歳〜19歳が2頭、20歳以上が2頭でした。
国産馬9頭のSireは、 Cajuns Moonshine1頭,Gallo Gold Cody1頭,Golden Amber Jac1頭, Mr Remichex2頭、Spooks Catfish4頭、外産馬は、Hollywood Dun It、Smart Chic Olena、Gallo Del Cielo、Hollywood Eighty Sixのそれぞれ1頭ずつでした。
2022年の総合1位に輝いた馬は、Just Dunit(石塚泰子)(※以下()内はオーナー) で他の馬達を引き離し『 スタイリッシュなサークル、+1のスピンカッコいい!スピン最高、サークルのスローも良く落ちる、スピン、サークルは非常に美しい』のコメントと共に、得票率9割と圧倒的な支持を得ました。もちろんパフォーマンス別のランキングでも上位独占でした(詳細は後述)。2022年 Just Dunit(石塚泰子) は、final sceneのノンプロディビジョン(NP)で2位と言う成績を納め、来年更なる活躍が期待されます。sireはHollywood Dun Itです。
第2位になったのは、Moonlights Sailor(石山真実)で、『パフォーマンスのレベルがハイレベル、スピードサークルに進展が見られる、スピン、ストップ、が美しく+1は取れそう、ストップがよくすべる。そつなくこなせる、+1のうまで見応えあり、少し落ち着きに不安』などのコメントを頂きました。ストップが得意な馬で、パフォーマンス別でもストップが2位に入りました。Moonlights Sailor(石山真実)は、今シーズン、first scene(1st)で優勝、EWPC congress(EWPC)、Second scene(2nd)で2位、final scene(final)で3位の成績を収め今シーズンも素晴らしい活躍でした。sireはCajuns Moonshine(by Shining Spark)です。
第3位は、毎回上位を定席としているEighty Six Classic(磯野ひろ子)と、昨年5位からさらに順位を上げたSpooks Serenade(土岐田 藍)の2頭になりました。Eighty Six Classic(磯野ひろ子)は『歳を重ねてもパラフルなパフォーマンス、ストップの迫力がある、才能の塊、グレートホース、ヘボなライダーの指示通りのパフォーマンス』などのコメントと共に、今年はEWPCのオープンディビジョン(OP DV)で、袴田桂子さんとのコンビで優勝する活躍を見せました。sireはHollywood Eighty Sixです。
Spooks Serenade(土岐田 藍)には『晩成だけど、パフォーマンスに磨きがかかる、スタリオンに気の強さもあまり無く良い馬、穏やかでパフォーマンスもグッド、大会2年目だが、毎回レベルアップしている、スピンが綺麗、出遅れて来たスターホース、ストップが良くなっている、落ち着いている』等のコメントを頂きました。今シーズンの活躍は、素晴らしく跳ぶ鳥を落とす勢いでEWPCからfinalまでの3戦、土岐田藍さんとのコンビで見事3勝し、finalでは284.5(1st140.5、2nd144.0)のハイスコアを叩き出しました。sireはSpooks Catfish(by Grays Starlight)、damはHollywood Saranade(by Hollywood Dun It)で、Spooks Eldorado(土岐田 勘次郎)、 Royalprincess ED(林 雅子)と、フルブラザーになります。
第5位は、 La Tigre Del Cielo(LTD Syndicate)で『ライダーのレベルを選ばない、オールマイティーでマインドもグッド、グッドマインド、良く頑張っている』などのコメントと共選ばれました。sireは、Gallo Del Cieloです。
各Performanceについても、皆様のMy Favorite Horseをお聞きしました。
これは、各Performanceの自分の拘っている点から、“自分の推す馬”を1頭だけ選ぶとすると? の結果です。
Spin部門1位: Just Dunit(石塚泰子)
Circle部門1位: Spooks Wish Whiz(落合身知子)
Stop,Rollback部門1位: Just Dunit(石塚泰子)
昨年に続き、Spinでは圧倒的にJust Dunit(石塚泰子)が、Stop,RollbackでもJust Dunit(石塚泰子)が支持されました。Circleでは、Spooks Wish Whiz(落合身知子)が今季デビュー戦にもかかわらずパフォーマンス別に支持されました。穏やかなマインドの“柔らかさ“が、パフォーマンスに現れた結果、オーディエンスの心を捉えているのだと思いました。
やはり、選ぶ馬の支持されるこの5頭は、PRBCの代表馬と言えるでしょう。
また、各自に選ばれた5頭での集計ではなく、全頭の得点を全て集計した結果も、選ぶ馬の順位とほぼ変わりありませんでしたが、La Tigre Del Cielo(LTD Syndicate)が2位になり、また Royalprincess ED(林雅子)が初めて5位に入りました。Royalprincess ED(林雅子)はfinalのオープンディビジョンで土岐田勘次郎さんとのコンビにより、素晴らしい演技で優勝した事は記憶に新しい事です。ちなみに、本年は88%の人に全頭の評価をして頂けました。
匠が選ぶ確かな品質「Kanjiro Tokita Selection」の結果
選ばれた5頭は以下のようになりました(25ポイントが満点)。
総合20ポイント Just Dunit
総合19ポイント Eighty Six Classic、Spooks Serenade、Spooks Wish Whiz
総合18ポイント Moonlights Sailor
匠からは、選んだ5頭の各馬のパフォーマンスの内容とJust DunitやMoonlights Sailorが持つパフォーマンスのポテンシャルについて、より詳しく話をされました。またEighty Six Classicを例にその馬の年齢にひるむことなく、基礎に立ち返り一つずつクリアしていけば衰えることはないと確信した事、それは人間においても同様であると強調されました。全てにおいて意志を持って、少しでも挑み続ける事こそが今の我々に必要なのではないか、そして、それが自分と馬の幸せに他ならないのではないかという話をされました。
13回目を迎えた“私が選ぶ馬“My Favorite Horse Ranking 2022年”の投票結果は以上となりました。
今回も、土岐田騰馬プロよりメッセージ「トーマのつぶやき〜プロフェッショナルの見解」をいただきましたので、そちらも是非あわせてごらんいただければ幸いです。
毎年進化していく馬達のパフォーマンス、“私が選ぶ馬My Favorite Horse”、自分の好きな気持ちが、ご自身で選択したひとつひとつが、来年2023年の愛馬との新たなる関わり方のヒントになれたらと切に思います。
ショーイングの馬のパフォーマンスはどれも見ていて美しく、素晴らしいもので私達に感動を与えてくれます。そして、来年の私の選ぶ馬の時に、その感動した旨をお聞かせ下さい。
ニューフェイスの馬達や、成長し進化した馬達のパフォーマンスで、来シーズンも、熱い闘いが繰り広げられ、私達を楽しませてくれると思うと今から楽しみです。
この企画に関して、何か御座いましたら、忌憚の無いご意見をお寄せ戴けましたら幸いです。
これからも皆様の乗馬ライフが豊かで楽しいものになりますように。
2022年10月吉日 |
PRBCノンプロ委員長 石山 真実 |
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