Just Dunitの定席となっていたのを躱してトップに立ったのは、久々にコンビを組んだEighty Six Classic 土岐田 勘次郎 Owned by 磯野 ひろ子 スコア217.0ポイントで、スムースなスピードコントロールとエキサイティングなストップのパフォーマンスであった。
そしてこれに続いたのは、やはりJust Dunit 土岐田 騰馬(千葉県) Owned by石塚 泰子(千葉県) スコア215.5ポイントで、トップとわずか1.5ポイントのビハインドであり挽回はそれほど難しくない位置につけた。
このクラスは、Just Dunitの独壇場の感があったが、往年のトップランナーであったEighty Six Classicの台頭により、最終日どちらに軍配が上がるか楽しみとなった。
The Day 3rd 5月28日(金曜日)
Ancillary Class
Ltd Non Pro DV
La Tigre Del Cielo 林 雅子(東京都) スコア135.0で、ストップも外さず、チェンジリードもコレクトで高得点をマークし見事優勝を飾った。
Open DV
2頭のエントリーで、どちらの馬も本番に向けて問題の矯正を主たる目的にしたパフォーマンスであった。
そこで、71.5ポイントをマークして優勝したのは、Senoritas Nicky 土岐田 勘次郎 Owned by 石山 尚子であった。そして、もう1頭のJust Dunit 土岐田 騰馬 Owned by 石塚 泰子は、最初からトゥーハンドのショーイングで、本番に向けてランダウンやコンセントレーションの矯正に終始した。
Green DV
このDVは、4エントリーのライダーが初参戦であったが、それぞれのライダーに緊張を感じさせる場面があったが、それぞれの孤軍奮闘するバイタリティは、必ずや将来を約束させるに足るものであった。
そんな中で、Hollywood Del Cielo 大澤 裕紀(福島県)スコア192.5ポイント、初参戦ながらストップは外さずコレクトパターンで無難にこなして見事チャンピオンの栄冠に輝いた。
そして、リザーブチャンピオンに輝いたのは、同じ馬であるHollywood Del Cieloに騎乗してスコア169.0ポイントを獲得した北野 はぎえ(東京都)で、サークルで少しアウトオブコントロールに陥ったところが見受けられたが、これを乗り越えて見事に手中に収めたパフォーマンスであった。
+1サークル・+1スピンそしてディープストップと申し分のないパフォーマンスで、224.0ポイント Total 439.5ポイントとダントツのスコアで優勝したのは、Just Dunit 土岐田 騰馬 Owned by 石塚 泰子 で、Eighty Sixは、この牙城を崩すことはできなかった。
このJustの優勝には、土岐田 騰馬の秘策があった。
それは、前日のAncillary Classに見ることができる。
ルール上は、Open DVは、ワンハンドのショーイングのはずなのだが、彼はペナルティー覚悟で、トゥーハンドで入場したのである。そして、徹底して馬の問題点の矯正をしたのであった。その結果この作戦が功を奏して2nd Goでの見事なパフォーマンスが展開したのであった。
この点で、土岐田 勘次郎は作戦が未熟であったと云わざるを得ない。何故なら、Eighty Six Classicは、ランダウンでアウトオブコントロールと見なされ得点を伸ばすことができなかったからである。
Eight Six Classic 土岐田 勘次郎 Owned by 磯野 ひろ子 212.0 Total 429.0ポイントで、Re Championに甘んじる結果となった。