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パシフィック ライディングホース ブリーダーズ コミュニティ

*競技結果
 ODB Ancillary
 6/25(木)
 6/26(金)
 6/27(土)

*大会レポート


大会開催のご案内

大会要綱

タイムテーブル

エントリーリスト

The 37th EWPC Congress '20
大会レポート

 武漢ウィルスの蔓延による世界的混乱の中、予定されていた東京オリンピックが延期になり、世の中自粛ムードの中本大会は予定通り開催された。
 梅雨真っ直中の開催であり、期間中の降雨は止むを得ないところではあるが、バッドコンディションの中でスタートが切られた。

 The Day 1st  6月24日(水曜日)

 One Day Before Ancillary Class

 Non Pro DV

   Gold Flashy Jac 小林 孝之(千葉県) 63.5ポイント。Eighty Six Classic 磯野 ひろ子(千葉県) 0.0ポイントの結果となったが、何れも本番のためにスクーリングであった。

 Open DV

 Tomorrow Morning Caf 土岐田 勘次郎 Owned by 落合 身知子(埼玉県)は、68.0ポイントを獲得した。

 The Day 2nd  6月25日(木曜日)

 Non Pro DV 1stGo Round

 トゥハンドのクラス(Green DV/ Ltd Non Pro DV)での輝かしい戦歴を引っ提げて、Non Pro DVのデビュー戦としてエントリーしたJust Dunit 石塚 泰子(千葉県)が、果敢なパフォーマンスで138.0ポイントをマークしてトップに立った。
 そして、2.0ポイントビハインドの136.0ポイントでこれに続いたのは、1st Scene ChampionのHollywood Wooster土岐田 藍(千葉県)で、3位につけたのは、少々ビットコンタクトにレジスタンスが見られて132.5ポイントとやや出遅れた感のあるRemarkable Steps 増田 明子(千葉県)であった。

 Open DV 1stGo Round

 オープンチャンピオン7連覇のかかる土岐田 騰馬(千葉県)は、1st Scene ChampionのJust Dunit Owned by石塚 泰子を擁して、ランダウンにおいてレジスタンスが出てトップに立ったものの、本来のこの馬の能力からすれば、スコアを伸ばすことができずに141.5ポイントとなり、2nd Goに期待するところ大となった。
 2位に続いたのはEighty Six Classic 袴田 桂子(千葉県) Owned by 磯野 ひろ子で、140.5ポイントをマークした。その中で印象的だったのは、水溜まりに突進して+1レベルのストップで、この馬ならではであった。
 そして3位から5位までは混戦状態で、138.0ポイントから136.0ポイントの2ポイントの間に3頭がひしめき、虎視眈々と優勝する機会を伺うところとなった。

 The Day 2nd  6月26日(金曜日)

 Ancillary Class

 Non Pro DV

 Tomorrow Morning Caf 落合 身知子 129.5ポイントをマークし、本番に向けてのスクーリングであった。

 Open DV

 Moonlights Sailor 土岐田 騰馬 Owned by 石山 真実(千葉県)141.5ポイント、Chics Top Cody 土岐田 騰馬 Owned by 末廣 まどか(千葉県) 140.0ポイントという結果で、次回のホーショーに向けての準備として無難にまとめたパフォーマンスであった。

 The Day Final  6月27日(土曜日)

 天気が良好となりグランドコンディションが回復し、最終日を迎えることができた。

 Non Pro DV

 昨年と同様今年も番狂わせがおきて、コングレスのアリーナには魔物が住んでいると、誰とはいわず語られそうである。
 1stGoでトップに立っていたJust Dunit 石塚 泰子が抽選により最終エントリーとなり、誰もが緊張マックスとなるところランインのパターン10で、左右非対称のパターンである。
 果敢なストップとクィックスピン、スピードサークルのパフォーマンスで得点を稼ぎ、ライトサークルからレフトサークルへ移行し、スモールスロー・ラージファースト2周、そしてリードチェンジしてライトサークルへ移行する左右非対称のパターンが落とし穴となった。
 ラージサークル2周の後もう1周スモールサークルをしてしまって敢え無く撃沈ペナルティ0、それはトロフィーバックルに天使の羽が生えて飛んでいってしまった瞬間であった。

 そして、5年ぶりに栄冠を勝ち取ったのは、Remarkable Steps 増田 明子で136.0ポイントをマークし、1st Goのレジスタンスを払拭して美しいストップを見せて、Remarkable Stepsにとって初のタイトルを取ることができたのだった。
 リザーブチャンピオンは、Hollywood Wooster 土岐田 藍で、3位につけたGold Flashy Jac 小林 孝之(千葉県)は、1st Sceneに引き続いて入賞を果たして、着実にトレーニングの成果を見せることができた。

 Open DV

 優勝は、やはりこの馬といったパフォーマンスを見せたJust Dunit 土岐田 騰馬 Owned by 石塚 泰子で、+1レベルのスピードコントロールとクィックスピンと着実にスコアを伸ばし147.5ポイントをマークしてトータル289.0ポイント、Justは1st Sceneと2連覇、ライダーとしては2018年のFinal Sceneからの連続で7連覇という偉業をなし遂げたのだった。

 リザーブチャンピオンは、Senoritas Nicky 土岐田 勘次郎 Owned by 石山 尚子(千葉県)で、143.5ポイントマーク トータル281.5ポイントとし、終始落ち着いた態度でパフォーマンスができたようであった。しかし、チャンピオンホースとは7.5ポイントと大きな差を縮めることができず、更なる飛躍を果たさなくてはならない課題を授かったようである。
3位につけたのは、Eighty Six Classic 袴田 桂子 Owned by 磯野 ひろ子138.5ポイント トータル279.0ポイントで、馬場コンディションに左右されない強さを見せた。

 Team Roping Dummy Header Non Pro DV

 練習時間には、増田 明子と落合 身知子の二人は、目を見張るローピングを見せたものの本番でその技量を見せることができず、次回に期待するところとなった。
 決勝は、土岐田 騰馬と小林 孝之となり、土岐田 騰馬が外して小林が久々の優勝を果たしたのであった。

「編集後記」

 新しいトレーニングプログラムの成果が出てきたようである。
 ストレッチとフレームワークとバランスワークの3つの構成でできているトレーニングプログラムは特段特別なことはなく、これまで先人や先進国で行われてきたことをより論理化して、更に実践性を追究した結果生まれたものである。それは、誰でもができるものでありながら、ライダー自身の思想心情に関わりを持つので、深い理解なくしては成果を出すことは難しいようである。

 1日も早く、その成果を見たいものである。