PRBC
パシフィック ライディングホース ブリーダーズ コミュニティ

*競技結果
 ODB Ancillary
 8/22(木)
 8/24(土)

*大会レポート


開催にあたり

大会要綱

タイムテーブル

エントリーリスト

The 17th Pacific Breeders Circuit 2nd Scene '24
大会レポート

 日本夏の酷暑の最中、ベストコンディションの馬場で、本大会が開催された。

■The Day 1st  8月21日(水曜日)

 Paid Warm Up

 馬のスクーリングのために、10分間の馬場を占有して、馬の反応が普段と変わらぬようにトレーニングが行われた。

 One Day Before Ancillary Class

 Open DVとNon Pro DVの各1頭のエントリーがあって、単独騎乗による馬の緊張を解すことを目的にショーイングされた。

■The Day 2nd  8月22日(木曜日)

 Reining Non Pro DV 1st Go Round

 トップに立ったのは、Moonlights Sailor 石山 真実(千葉県)で、スピンとスライディングストップで得点を稼ぎ、アヴェレージスコアを超える141.0ポイントをマークした。
 2位以下は、団子状態で、Royalprincess ED 土岐田 藍(千葉県)133.5ポイント、Spooks Eldorado 落合 身知子(埼玉県)130.5ポイント、Just Dunit 石塚 泰子(千葉県) 129.0ポイントとなり、トップとは少し開きがあるものの、挽回を望みたいものだ。

 Reining Open DV 1st Go Round

 全体的に混戦状態を催した。
 そんな中でトップに立ったのは、Spooks Eldorado 土岐田 騰馬(千葉県)Owend by 落合 身知子 142.5ポイントで、これに続いたのはChics Golden Du Lait 土岐田 勘次郎(千葉県)Owned by 大貫 初美(千葉県)139.5ポイント、Roughlysailorsfriend土岐田 勘次郎 Owned by Tiara Syndicate138.5ポイント、Topsail Goldie土岐田 騰馬Owned by佐藤 一彦(千葉県)136.5ポイントで、トップのSpooks Eldoradoは、落ち着きを見せる確実なパフォーマンスで高得点をマークした。

■The 3rd Day  8月23日(金曜日)

 予定されていたAncillary Classのエントリーがなく、最終日のためのトレーニングデイとなった。

■The Final Day  8月24日(土曜日)

 Reining Non Pro DV 2nd Go Round

 チャンピオンの栄冠を手にしたのは、Moonlights Sailor 石山 真実で、+1のスピンとスライディングストップで高得点の142.0ポイントをマークし、トータル283.0ポイントでぶっちぎり優勝を果たした。
 リザーブチャンピオンは、Just Dunit石塚 泰子で、スピンとサークルのスピードコントロールで得点して142.0ポイントと高得点を稼ぎ、トータル271.0ポイントとなり、トップに追いつくことはできなかったが上達著しいところを発揮した。

 Reining Open DV 2nd Go Round

 ディフェンディングチャンピオンのChics Golden Du Lait土岐田 勘次郎 Owned by大貫 初美は、チェンジリードでブレークゲイトが入って2ポイントペナルティーを犯し敢え無く撃沈し、137.5ポイントトータル277.0ポイントとなりリザーブチャンピオンとなった。
 そして、見事優勝したのは、この馬のメンタルの穏やかさを如何なく発揮し安定したパフォーマンスで142.5ポイント、トータル284.5ポイントでSpooks Eldorado 土岐田 騰馬 Owend by落合 身知子で、今シーズン2勝したのである。

 Team Roping Dummy Header Non Pro DV

 石山 真実と土岐田 騰馬の二人の決勝進出となり、決勝戦は、72.0ポイントの攻防となり、ロープオフの結果は、石山 真実が72.0ポイントマークして、優勝を果たしたのである。


 「編集後記」

 大多数の馬の着実な進歩を実感するショーイングであった。その進歩がパフォーマンスする馬の姿勢や態勢で見ることができた。しかし、それが得点として結果を出すには、もう一つの進歩が必要ではないだろうか。
 その進歩をもたらすためには、一つ一つのアクションにおける考え方として、最低2点間の力の組み合わせで行っているのに、一つのこととして実践しているのではなく、二つのことを別々にしていると考えているのが災いしているのではないだろうか。
 例えば、AとBを接近させる場合、AとBを接近させると考えれば、人間はAとBを接近させるというように一つのこととして捉えるが、AをBへ近づけると同時にBをAに近づけようと考えれば、人間は二つの行為をしていると考えてしまうので、Aのことを思えば、Bを忘れてしまったり、Bのことを思えば、Aのことを忘れてしまったりすることが、自然におきてしまうのである。
 つまり、人はものの捉え方や思い方によって、シンプルにできたり、複雑になってしまったりするということなので、自らの考え方を工夫して、飛躍を考える必要があるのではないだろうか。