去る8月24日(水曜日)から27日(土曜日)の4日間に亘って、PRBCのサーキットの2nd Scene が開催された。

　The Day 1st　　　8月24日(水曜日)

　One Day Before Ancillary　Open DV

　4頭のエントリーがあり、それぞれが大会本番のスクーリングとしてショーイングされたようである。
　Moonlights Sailor 土岐田　騰馬(千葉県)　Owned By　石山　真実(千葉県)　がスピンとストップで得点を稼ぎ72.5ポイントをマークし優勝した。

　The Day 2nd　　　8月25日(木曜日)

　Non Pro DV　1st Go Round　　NRHA #4

　ディフェンディングチャンピオンのSpooks Serenade　土岐田　藍(千葉県)　は、リードチェンジでペナルティがあったが、+1/2のサークルとスピンで得点し138.0ポイントを獲得してトップに立った。 　2位タイに付けたのは、Moonlights Sailor　石山　真実で、リードチェンジでペナルティが科せられたが+1/2のスピンのパフォーマンスで135.0ポイントを獲得した。そして、同スコアで2位タイに付けたのはJust Dunit　石塚　泰子(千葉県)で、+1のスピンパフォーマンスで、優勝圏内に位置したのである。
　そして、ノンプロの優勝は、この3者の三つ巴の様相を呈したのである。

　Open DV　1stGo Round　NRHA #6

　 　Open DVの1st Goは、142.0ポイントから138.0ポイントの間に5頭が犇めく混戦となったのである。

　トップの142.0ポイントマークしたのは、Chics Top Cody　土岐田　騰馬で、+1/2のストップとスピンで余裕のショーイングでトップに付けたのである。
　2位に付けたのは、Spooks Wish Whiz　土岐田　勘次郎　Owned By　落合　身知子(埼玉県)で、安定したスピードコントロールとスピンで得点し、トップに0.5ポイントビハインドで初優勝に望みを繋いだのである。

　3位に付けたのは、Eighty Six Classic　袴田　桂子(千葉県)Owned By　磯野　ひろ子(千葉県)で、ストップで得点を稼ぎ141.0ポイントをマークした。

　4位は、Royalprincess ED 土岐田　勘次郎　Owned By 林　雅子(東京都)で、安定したスピードコントロールで139.5ポイントのアベレージ得点をマークした。5位は、Topsail Goldie　土岐田　騰馬　Owned By佐藤　一彦(千葉県)で、138.0ポイントマークして、スピンで+得点を稼ぎ、ファイナル如何で上位進出を狙える位置に付けたのである。

　The Day 3rd　　　　8月26日(金曜日)

　Ancillary　Open DV

　Just Dunit　土岐田　騰馬　Owned By　石塚　泰子(千葉県)は、71.5ポイントをマークした。翌日のNon Pro DVのショーイングのため、ランダウンの修正を施すためのパフォーマンスであった。

　The Day Final　　　　　8月27日(土曜日)

　Non Pro DV 　 2nd Go Round

　Just Dunit　石塚　泰子は、準備万端であったが、ロールバックのところでバックアップの落とし穴に嵌り、残念ながらスコア0となって優勝戦線から離脱してしまった。
　La Tigre Del Cielo　石山　尚子(千葉県)は、スコアは振るわなかったものの、無難にまとめて3位に滑り込むことができた。

　Moonlights Sailor　石山　真実は、馬のポテンシャルを活かして挽回を目指したが、ケアレスミスを犯し得点できるマヌーヴァーで+を獲得することができず、133.5ポイント　トータル268.5ポイントとなって、リザーブチャンピオンとなり、最終戦にグランドチャンピオンをかけてリベンジすることとなったのである。

　そして、Spooks Serenade　土岐田　藍は、リードチェンジでペナルティを科したものスピンでスコアを獲得し135.0ポイント　トータル280.5ポイントで、見事チャンピオン輝き、コングレスに続き2連覇を達成したのである。

　更に、この優勝を以て土岐田　藍は、PRBC史上初の Ten Million Yen Non Pro Riderとなったのである。

　Open DV　2nd Go Round

　Spooks Wish Whiz とRoyalprincess EDの2頭は、初めての入賞または優勝を狙っていたが、両頭とも失速して、敢え無くその栄冠は、最終戦に持ち越しとなってしまった。

　そして、見事優勝したのは、Chics Top Cody 土岐田　騰馬で、往年のパフォーマンスの切れ味を垣間見せるパフォーマンスで138.5ポイントTotal　280.5ポイントをマークした。

　リザーブチャンピオンに輝いたのは、Eighty Six Classic 袴田　桂子Owned by 磯野ひろ子（千葉県）137.0ポイント　Total　278.0ポイントで、ほぼアヴェレージスコアを獲得し、名馬ならではのパフォーマンスであった。

　3位は、堅実な演技を取り戻して139.0ポイント　Total　277.0ポイントをマークしたTopsail Goldie　土岐田　騰馬　Owned By 佐藤　一彦(千葉県)であった。

　｢編集後記｣

　今大会は、ローピングが2人のエントリーで、競技不成立ながら実施された。
　そのときに感じたことは、ローパーが一生懸命ローピングの練習をしているものの、漫然と練習しているように見えたのであった。
　ワンアクション毎に、「あぁでもないこうでもない」と苦心惨憺しながら、ロープを投げているように見えなかったのである。
　それは、馬に乗っているとき同様で、ワンアクション毎に、各々人の思い入れに基づき｢あぁでもない、こうでもない｣と苦心惨憺してこそ進化していくものなのではないだろうか。 次は、2022年の最終戦なので、そこを期待したいものである。