我がコミュニティにとりまして本大会は、サーキット開催10周年を迎えます記念すべき大会の開幕ということになります。
この10年間頂きました多くの皆様のご支援に対し、厚く御礼申し上げます。
さて、The Pacific Riding Horse Breeders Community(PRBC)は、2007年に結成し、2008年からサーキットが始まりました。
我々は、日本のウエスタンの乗馬社会をブリーダーの目線で再構築するという思いでスタートし、そして10年という月日が経ちました。
「全てのライダーは、トレーナー。」という乗馬理念を掲げて30年を迎えようとしていますが、未だに浸透したといえる状況にはありませんし、さらに「全てのライダーは、プロフェッショナル。」という理念も掲げています。
奇蹄目で自然環境に適応力の乏しい馬が絶滅しなかったのは、人が家畜化し乗用として使役したからだといわれています。
従って、我々は、プロアマ問わず馬をより良くすることを以て乗馬の目的としなくてはなりませんし、この考え方を実践して乗馬の喜びを知らなくてはなりません。しかし、未だその第1歩を踏み出したといえる状況にないと思います。
更なる10年のステージに、この目的を託すということではなく、明日この第1歩を踏み出して、その成果を本大会で披露できることを祈念します。
それぞれのライダーが、「馬を良くする。」とは何を意味するものなのかを、もう一度深く掘り下げて実践し、その成果を本大会で見ることができますようご期待申し上げます。