PRBC
パシフィック ライディングホース ブリーダーズ コミュニティ

*競技結果
 8/21(木)
 8/22(金)
 8/23(土)

*大会レポート


開催にあたり

大会要綱

タイムテーブル

エントリーリスト

The 18th Pacific Breeders Circuit 2nd Scene '25
大会レポート

 例年にない厳しい夏の陽気の中で、第18回サーキットの第2戦が挙行された。

■The Day 1st  8月20日(水曜日)

 Paid Warm Up

 ペイドウォームアップに6頭のエントリーがあって、ショーホースのスクーリングが行われた。

■The Day 2nd  8月21日(木曜日)

 Reining Non Pro DV 1st Go Round

 トップに立ったのは、Chics Golden Du Lait 土岐田 藍(千葉県)で、139.0ポイントとほぼアヴェレージ得点であった。このコンビは、ディフェンディングチャンピオンでもあり、2nd Goに2連覇の期待が膨らんだのであった。
 これに続いたのは、Moonlights Sailor 石山 真実(千葉県)で、138.5ポイントを獲得して0.5ポイントのビハインドとなった。
 スピンで+1/2,ストップで+1/2と得点したものの、チェンジリードのミスが祟って2位に甘んじる結果となったので、2nd Goでは、このミスをなくせば、本大会の昨年度の優勝コンビでもあるので、やはり2連覇がかっており、期待されるところとなったのである。

 Junior Reining

 このクラスは、馬の年齢が5歳以下のクラスで、今大会は1頭のみのエントリーであったので、参考競技として行われたのであった。
 これにエントリーしたのは、Its Little Pine 土岐田 騰馬 Owned by 土岐田 勘次郎で、2020年 Dun Gelding by Dun Its Little Lena Out of Moonshiny Pine、 ブリーダーは、宮下 月見(北海道)で、将来を期待されるものであった。


 Reining Open DV 1st Go Round

 トップは、Chics Golden Du Lait 土岐田 騰馬(千葉県) 139.0ポイントで、スピードコントロールとストップで得点したもののスピンで減点があり、ほぼアヴェレージ得点となった。
 これに続いたのは、Royalprincess ED土岐田 勘次郎 (千葉県) 136.5ポイントで、スピンとスピードコントロールで得点したところであったが、加点できず3ポイントのビハインドとなり、2nd Goでの挽回に期待したい。

 ディフェンディングチャンピオンのRoughlysailorsfriend 土岐田 勘次郎は、ロールバックのところバックアップしてしまってペナルティ0となり、敢え無く撃沈してしまった。

■The Day 3rd  8月22日(金曜日)

 Ancillary Class Open DV

 2頭のエントリーがあって、チャンピオンに輝いたのは、Just Dunit 土岐田 騰馬 Owned by 石塚 泰子(千葉県)で、緩急のあるスピードコントロール、ハイスピードスピン、エキサイティングロールバック、そしてディープスライディングストップ、これぞレイニングといわんばかりのパフォーマンスで、72.5ポイント獲得した。

■The Day Final  8月23日(土曜日)

 Reining Non Pro DV 2nd Go Round

 昨年に引き続き2連覇を果たして優勝したのは、Moolights Sailor 石山 真実 129.5ポイント、トータル268.0ポイントであった。
 ストップとスピンで得点したもののチェンジリードでのペナルティーが嵩み、得点を伸ばすことができなかったが、トータルポイントでトップに立って見事優勝を果たしたのであった。
 Chics Golde Du Lait土岐田 藍は、2連覇がかかりプレッシャーがかかるところで、出血によるノースコアで、敢え無く優勝戦からの離脱となってしまったのである。

 Reining Open DV 2nd Go Round

 Royalprincess ED 土岐田 勘次郎 Owned by 大貫 初美(千葉県)は、久々の優勝を期待されたところであったが、ライトサークルのディパーチャーで手間取り、得点を伸ばすことができず138.5ポイント トータル275.0ポイントでリザーブチャンピオンに止まったのである。

 そして、チャンピオンに輝いたのは、Chics Golden Du Lait 土岐田 騰馬 Owned by 土岐田 藍で、ディープなストップと緩急あるサークルで得点して、140.0ポイント トータル279.0ポイント、事実上の決勝戦となった2nd Goを制覇したのであった。

 10月の最終戦では、Chics Golden Du Lait・Roughlysailorsfriend・Royalprincess EDの3頭による三つ巴を、制するものは果たして誰になるのでしょう。

 Team Roping Dummy Header Non Pro DV

 この競技は、スィング・スロー・ダリーの3つのマヌーヴァで、競われる。
 最初の2回のスローイングでの最高得点がそのローパーの得点となり、その得点のトップ2に入ったものが決勝に進むことができるというルールで行われるのである。
 そして、予選でトップ2に入ったのは、石山 真実で72.0ポイントと土岐田 騰馬で73.0ポイントの二人となったのである。
 迎えた決勝戦は、3つのマヌーヴァ全て+1の高得点を叩き出して73.0ポイントマークしたのは土岐田 騰馬であった。
 決勝戦後の本人の談話では、予選で何かを掴んだらしく、ロープをどのように感じて、そのテンションをロープに載せてスローイングしたことで、いい結果が出たとのことであった。

 「編集後記」

 折悪しく厳しい暑さの中で開催された本大会は、一人の故障者も出すことなかったことは称賛を与えてもいいのではないかと感じた。
 ショーイング中のライダーの意識がどのようになっているのかについて、筆者は強く感じるものであった。
 ライダーは、サークルでスピード出して走行して、その間馬をガイドして、更にスローダウンしなくてはならない。
 このとき、馬の抵抗やテンションが気にかかり、これに対処しながら、これを故為して行かなくてはなりません。

 馬をコントロールするには、自分の意識をコントロールし、適宜適時に対処しながら歩を進めていくわけなのでしょう。