毎年訪れる春は、木々を緑に染め、枝の先に薄桃色の花びらを付ける。同じ景色のように見えるが目をこらすと、木々は姿を変えていて付けた花びらは全く新しくなっている。

　第8回を迎えるサーキットもまた、レイニングとローピングの2種目であることは毎年同じですが、8年前と比べてみるとその内容はまるで違う景色になっています。

　動物の骨でさえ数年の内には全く新しい細胞に入れ替わっているようですが、それは自然に現れる現象ではなく、絶えまざる精進と技術の革新なしには現出されるものではありません。

　8年目を迎える2015年もシーズン開幕の季節を迎え、どんな景色を見せてくれるものかと期待でワクワクしています。
　細胞のリニューアルは、システムの転換やフォーカスしている標的の見直し、勇気ある様々な試行錯誤なくしてできることではありません。

　継続は力といわれる所以は、このため果敢な試行錯誤を飽くことなくし続けるということだからでしょう。

　そして、素晴らしい景色が見られる期待と確信を以て、皆様のご健闘を祈り申し上げます。