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*競技結果 *大会レポート *大会要綱 |
The 18th Pacific Breeders Circuit Final Scene '25
酷暑の続いた真夏が過ぎて、急速な秋の深まりの中で、2025年の最終戦が開催された。
■The Day 1st 10月9日(木曜日) Paid Warm Up ショーホースのスクーリングとしてペイドウォームアップがあった。 ペイドウォームアップは、1頭あたり10分間馬場を占有して、スクーリングができるもので、5頭のエントリーがあった。 ■The day 2nd 10月10日(金曜日) Non Pro DV Reining 1st Go Round 2025年のサーキット3戦中2戦においてチャンピオンとなっているChics Golden Du Lait 土岐田 藍(千葉県)が、ディープストップとスピードコントロールで得点して、141.5ポイントをマークして3勝に王手をかけたのである。 Open DV Reining 1st Go Round ![]() その中で、トップに立ったのは、Roughlysailorsfriend 土岐田 勘次郎(千葉県) Owned by Tiara Syndicate(千葉県)で、サークルストップとほぼアヴェレージ得点をマークして、141.0ポイントを獲得した。 2位につけたのは、今年のサーキット3戦全勝しているChics Golden Du Lait 土岐田 騰馬(千葉県) Owned by 土岐田 藍で、サークルで得点したがストップでグランドを外して、140.5ポイントとアヴェレージ得点をした。 3位につけたのは、Topsail Goldie 土岐田 騰馬 Owned by佐藤 一彦(千葉県)、スピンで+1/2をマークしたものストップで減点したので、アヴェレージ得点に0.5ポイント及ばず139.5ポイントをマークした。 Junior Horse DV Reining 1st Go Round(参考競技) ![]() その2頭は、2020年生まれで5歳のIts Little Pine と2021年生まれで4歳のSpooks Tokioであった。 Its Little Pineは、Sire Dun Its Little Lena Dam Moonshiny Pine、ブリーダーは、宮下 月見(北海道)で、Spooks Tokioは、 Sire Spooks Serenade Dam Whiz Sugar Dun、ブリーダーは、袴田 桂子(千葉県)で、何れもExhibiter は土岐田 騰馬で、Its Little Pineは8月から、Tokioは競技大会初出場と大会経験が浅いにも関わらずパフォーマンス中の態度の良さが素晴らしく、将来がとても期待されるものであった。 ■The Day 3rd 10月11日(土曜日) Ancillary Class Green DVとOpen DV各1頭のエントリーがあった。 Green DV Royalprincess ED 大貫 初美(千葉県)は、ブレークゲイト(2ポイントペナルティ)があって得点を伸ばすことができなかったが、外はアヴェレージスコアをマークし、馬の推進力を発揮することができれば、次回70.0ポイント越えるパフォーマンスが期待できそうであった。 Open DV Senoritas Nicky 土岐田 勘次郎 Owned by SN Syndicateは、Non Pro DVの2nd Go Roundの為のショーイングであった。 ■The Day Final 10月12日(日曜日) Non Pro DV Reining 2nd Go Round Chics Golden Du Lait 土岐田 藍が、サークルストップと無難なパフォーマンスで 139.5ポイントをマークして、 トータル 281.0ポイントで、サーキット4戦中3戦の優勝を成し遂げたのであった。 そして、2025年Non Pro Grand Championに輝いたのであった。 ![]() 1st Go Roundでトップスコアであった為にファイナルエントリーとなったRoughlysailorsfriend 土岐田 勘次郎 Owend by Tiara Syndicateは、順調にサークルスピンをこなしたところ、ロールバックに落とし穴があって、ペナルティスコア0となって、敢え無く優勝戦線から離脱することとなってしまったのである。 そこで浮上したのがChics Golden Du Lait 土岐田 騰馬 Owned by 土岐田 藍で、ストップで減点したもののサークルで得点し140.0ポイントマークしてトータル280.5ポイントとなり優勝した。 この結果、Non Proと Openのダブルチャンピオンに輝いたのである。更にまた、2025年サーキットのOpen Grand Championをも獲得したのである。 Junior Horse DV Reining 2nd Go Round(参考競技) 参考競技として復活したJunior Reiningは、馬齢5歳以下の馬のみがエントリーできるクラスである。 Spooks Tiokio 土岐田 騰馬 Owend by 袴田 桂子 は、1stGo Roundでノースコアを期してしまったので、2nd Go Round へ駒を進めることができず、Its Little Pine土岐田 騰馬 Owend by土岐田 勘次郎 の単独走行となり、1st Go Round より得点を加算することができて、次回が期待されるところとなったのである。 Team Roping Dummy Header Non Pro DV ![]() 決勝ラウンドへ駒を進めたのは、石山 真実(千葉県)と土岐田 騰馬で、共に71.5ポイントであった。 決勝ラウンドは、土岐田 騰馬71.5ポイント、石山 真実71.0ポイントとなり、キャッチポイントであるフィギュア8のできに0.5ポイントの差がついて、土岐田 騰馬が見事チャンピオンと射止めたのである。 これまでのサーキット3戦では、大貫 初美と石山 真実と土岐田 騰馬の3人がグランドチャンピオン戦線において横並びであったが、本戦で優勝をはたした土岐田 騰馬が、一歩抜け出ることとなって、グランドチャンピオンの座を射止めたのであった。 「編集後記」 ライダーと馬との間の取り方について、ライダーは、どれくらいの意識を以てショーイングに望んでいるのだろかという疑問が湧いたのである。 ウエスタンでいうところのルーズレインは、ライダーと馬との間合いのことではないだろうか。 つまり、ライダーの馬とのコンタクトがどれくらいのレインのルーズさで可能なのかということで、その間合いの取れ具合が、レインのルーズさを決めているのであれば、ライダーのレインの長さに意識が働いていなくてはならないわけで、そのレインの長さが意識的にコントロールされていなければ、当然ライダーと馬とのコミュニケーションに不具合が生じてしまうので、高度なパフォーマンスには繋がらないのではないだろうか。 |