PRBC
パシフィック ライディングホース ブリーダーズ コミュニティ

*競技結果
 ODB Ancillary
 10/7(木)
 10/8(金)
 10/9(土)

*大会レポート


開催にあたり

大会要綱

タイムテーブル

エントリーリスト

The 14th Pacific Breeders Circuit Final Scene '21
大会レポート

 秋ならではの天高い日和の中で、サーキット最終戦であるFinal Sceneが開催された。

 The Day 1st               10月6日(水曜日)

 One Day Before Ancillary

 Non Pro DV は1エントリー、Open DVは2エントリーだったが、何れもショーイングのダメージを修正するためにスクーリングが行われた。

 The Day 2nd        10月7日(木曜日)

 Non Pro DV     1st Go Round

 トップに立ったのは、コングレス・2nd Sceneと2連勝中のLa Tigre Del Cielo 土岐田 藍(千葉県)215.5ポイントで、スピーディなスピンとダイナミックなスライディングで得点した。
 2位に付けたのは、ストップとサークルで落ち着きとメリハリあるショーイングを見せたSenoritas Nicky 石山 尚子(千葉県)で、212.0ポイントと高得点をマークして、優勝戦線に緊張感を醸し出した。
 そして、3位に付けたのは、Remarkable Steps 増田 明子(千葉県)で、ほぼアヴェレージ得点の207.5ポイントと堅実なパフォーマンスを見せた。

 Open DV       1st Go Round

Just Dunit(Owend by 石塚 泰子)は、6連勝、ライダーの土岐田 騰馬(千葉県)は、11連勝が続いている戦線で異変が起きた。それは、Just Dunitがショーサワー的反応を見せノースコアとなって撃沈してしまったのである。
 そして、2nd Scene 2nd Go Round最終マヌーヴァーでペナルティ0を期して優勝を逃したEighty Six Classic 土岐田 勘次郎(千葉県)Owne by 磯野 ひろ子(千葉県)が216.5ポイントをマークして、再び連勝打破の旗を掲げることとなったのである。
 2位に付けたのは、Spooks Eldorado(2014 Stallion)Owned by土岐田 藍 213.5ポイント、3位に付けたのは、Topsail Goldie(2014 Mare)Owned by 佐藤 一彦(千葉県) 210.5ポイントのスコアを叩き出したのは土岐田 騰馬であった。
 Just Dunitの7連勝は潰えたが、ライダー土岐田 騰馬の12連勝の可能性を残した結果となって、2nd Goの熱戦が期待されるところとなった。

 The Day 3rd      10月8日(金曜日)

 Ancillary Class

 Open DV

 2頭のエントリーがあり、Just Dunit 土岐田 騰馬Owned by石塚 泰子(千葉県)が71.5ポイントをマークして優勝した。

 The Day 4th      10月9日(土曜日)

 Non Pro DV     2nd Go Round

 ランインのパターン12で、最初のストップの如何で勝敗が左右される中ノンプロがスタートした。

 そこで、+1のスライディングで219.5ポイント トータル435.0ポイントの高得点をマークしたLa Tigre Del Cielo 土岐田 藍が優勝し、今シーズン3連勝(トリプルクラウン)を果たし、名実共にグランドチャンピオンに輝いた。
 リザーブチャンピオンに輝いたのは、Senoritas Nicky石山 尚子(千葉県)で、209.5ポイント トータル421.5ポイントを獲得した。1st Go・2nd Go共に落ち着いたショーイングで、スピンやスライディングでNickyの良いところを引き出し、トータルポイントでアヴェレージを越えたパフォーマンスで、来期の活躍が期待されるところとなった。
 3位になったのは、Remarkable Steps 増田 明子で、209.5ポイント トータル417.0ポイントを獲得した。
 ノンプロにとってアヴェレージ得点をコンスタントに稼ぎ出すことは悲願であり、これを成し遂げたのが上位3頭であったことは、本コミュニティ設立趣意に照らして合致する素晴らしいものであった。

 Open DV      2nd Go Round

 リザーブチャンピオンは、Topsail Goldie 土岐田 騰馬 Owned by 佐藤一彦で、210.0ポイント トータル420.5ポイントとアヴェレージは獲得したものの得点が伸びず優勝戦線には届かずとなった。
 また、1st Goで2位に付けていたSpooks Eldoradoは、リードチェンジでキックしペナルティ5を期して撃沈した。この時点で土岐田 騰馬の12連覇の可能性も危うくなったのである。
 3位に付けたのは、Lil Ruf Whip 袴田 桂子(千葉県)Owned by 長谷川 里絵(千葉県)で、205.5ポイント トータル410.5ポイントを獲得した。

 Eighty Six Classic (Owned By 磯野 ひろ子)にとってもライダー土岐田 勘次郎にとってもオープンの優勝は4年ぶりとなり、これを216.0ポイント トータル432.5ポイントを獲得して成し遂げたのだった。
 ライダーの土岐田 勘次郎は、あまりに久々の優勝で、そのセレモニーでは、どのように振る舞って良いかを忘れてしまったと言い出し、聴衆の笑いを誘っていた。

 Roping Dummy Header Non Pro DV

 予選では、73.0ポイントと高得点を獲得したのは石山 真実(千葉県)で、全マヌーヴァー+1のパフォーマンスで決勝戦に進出した。これに対するのは、小林 孝之(千葉県)71.5ポイント、土岐田 騰馬71.5ポイントで、上記3人の決勝戦ということになった。

 決勝戦は、第1回は、石山と小林が共に72.5ポイントを獲得、土岐田は71.5ポイントと一歩及ばず、石山と小林の2人で更にロープオフして、共にキャッチミスをするという結末となり、更にロープオフをした結果小林孝之が71.5ポイントを獲得して見事優勝を成し遂げた。そして、2位になったのは石山 真実となったのである。

 「編集後記」
 本大会は、4日間を通してベストコンディションであった。

 グランドコンデションも多少関係したかも知れないが、ノンプロのライダーのスキルアップが見受けられたのが印象的で、馬のメンタルのコンセントレーションとリラックスがショーイングにおいて、如何に重要かを実感しているように見受けられたのである。
 これを基盤として、更に+得点を獲得するパフォーマンスが来シーズンに期待できるのではないだろうか。