PRBC
パシフィック ライディングホース ブリーダーズ コミュニティ

投票のお願い|結果報告|写真・コメントHOME

 天高く馬肥ゆる秋、皆様におかれましては、ますますご健勝の事と存じます。
2019年 PRBC Final sceneは今月13日に終了し、2019年私が選ぶ馬(My Favorite Horse Ranking)が決定致しましたので、結果を発表し、ご報告申し上げます。

 2019年私が選ぶ馬(My Favorite Horse Ranking)も、10回目を迎える事が出来、ひとえに皆様のお力添えとご協力によるものと、心より感謝すると同時に、御礼申し上げます。また、お忙しい中FAXでご投票頂いた方々、誠にありがとうございます。

 今年PRBCサーキットに参戦した27頭を各自の基準に基づき、Performanceをspin、circle、stop rollbackに分け、Mind 、Conformationの計5項目各項目5点満点で評価して頂きました。
 各Performanceについても、それぞれ皆様のMy Favorite Horseを選んで頂きました

 2019年エントリーした27頭の馬は、国産馬17頭、輸入馬10頭でした。
年齢分布は5歳から21歳と幅広く、3歳から5歳が3頭、6歳から9歳が6頭、10歳から15歳が11頭、16歳から19歳が5頭、20歳以上が2頭でした。
 総合TOP10の10頭は国産馬3頭、輸入馬7頭で、国産馬のSireは、 Gallo Gold Cody 、Cajuns Moonshineでした。



  天候が安定しない昨今、2019年も今まで経験したことが無い台風災害が各地で多くあり、被害も多く出ました。その中、2019年のサーキットは3戦天候に恵まれ、ベストな馬場で行えた事、未曾有の台風19号と時期が重なったファイナルシーン(FINAL)も、奇跡的に被害も無く無事に行えた事は、本当に幸せな事でした。サーキットでは、ニューフェイスの馬がデビューし、昨年よりもさらに、進化したパフォーマンスをプロもノンプロも見せてくれました。それは、我々にレイニングの奥深さや素晴らしさを、改めて魅せてくれたショーイングでした。

 2019年の総合1位に輝いた馬は、Just Dunit(石塚泰子)で『Spin文句なく+1、期待の新生、スピン・サークルかっこいい、グッドマインド、すごい新星が現る、グレートショーホースで求めれば+1も取れると思うが余裕をもって全てのマヌーヴァー+1/2をとるようにすればクォリティを保てるように思う、』のコメントと共に総合ポイント448ポイント (P)、spin 93P、circle 93P、 stop rollback 92P、 Mind 86P、Conformation 84Pでした。Just Dunit(石塚泰子)は土岐田騰馬さんと、オープンディビジョン(OPEN)で今年 West Japan Championship(WJC)からサーキットに参戦しました。たった2回のショーイングでしたが、PRBC 至場始めての+11/2の高速spin、+1 のcircleで、オーディエンスの心を確実に掴みました。WJCでは430.5ハイスコアを叩き出しました。そして、GREEN、リミテッドノンプロ(LTDNP)では、オーナーの石塚泰子さんをグランドチャンピオンに導きました。

 第2位になったのはChics Top Cody(林雅子)で、総合ポイント445Pでした。その差はわずか3Pでした。spin 98P、circle 95P、 stop rollback 88P、 Mind 78P、Conformation 86Pで、『+1なスピン、去年よりも落ち着いている、フチュリティーファイナリストに匹敵、全てがイージーに+1/2、全てのマヌーヴァー+1の馬でもっと柔軟性を高めれば申し分のないグレートホース間違いない』のコメントを頂きました。2019年、Chics Top Cody(林雅子)は土岐田騰馬さんとOPEN で、全ての大会で430点以上の圧巻のパフォーマンスで優勝し、グランドスラムを達成しました。

 第3位になったのはEighty Six Classic(磯野ひろ子)『ショーサワーの問題も解消されグレートショーホースとしてクォリティを保っている、念願のノンプロチャンピオン、どのパフォーマンスも力強い、やはりストップのダイナミックさが圧巻です。』などのコメントと共に、総合ポイントが407P spin 78P、circle 84P、 stop rollback 88P、 Mind 78P、Conformation 79Pでした。2019年 CONGRESSではノンプロディビジョン(NPDV)で磯野ひろ子さんが優勝したのは記憶に新しい事です。

 第4 位は、Dun Its Little Lena(土岐田藍)は『グレートショーホースのクォリティを持っており老齢化しても尚ポテンシャルの高さを保っている、年をとっても上位に入れるポテンシャル、歩いてても走ってても美しい、年を感じさせないパフォーマンス、とにかく王様』のコメントと共に総合ポイン373P、spin 73P、circle 81P、 stop rollback 74P 、Mind 73P、Conformation 72Pでした。
 Dun Its Little Lenaと土岐田藍さんは、WJC、FINALで2勝し、この結果グランドチャンピオンに輝きました。spin、circleイージー+1/2 を余すところなく、ダイナミックなパフォーマンスを今年も披露してくれました。これらのパフォーマンスは各ノンプロ達の目標であり、2019年のサーキットもNPDVを大いに沸かせてくれました。

 第5位になったWhizlin Whoaman(WW Syndicate )は、『老齢馬ながら往年のパフォーマンスに衰えを感じさせない馬、レジェンドホース、どのパフォーマンスもイージーにこなす、全てにおいて攻めることができる安定したメンタル、』のコメントと共に総合ポイント282P、spin 55 P、circle 59P 、stop rollback 56 P、 Mind 58 P、Conformation 54 Pでした。2019年 土岐田藍さんとWJCで2位、FINALで2位となりました。

 第6位は102Pで、『軽い扶助で駆歩をして初心者が乗っても決して暴走しない典型的なグレートマインドホース、とてもやわらかい馬、ビギナーでもスライディングをしてくれる』のコメントと共にLa Tigre Del Cielo(LTD Syndicate)が、総合7位は64P で『落ち着きがありパフォーマンスがいい、何年も変わらない美しいヘッドセット、ストップがきれいディープになった、サークルがきれい』なGolden Amber Jac (山口信介)。総合8位は63Pで『メンタルの安定感とプラスのスピン、ストップがディープ、安定したロールバック』のコメントの、Dreams Of Chics(大野城児)、総合9位は2頭になり40Pで、『ディープなストップ、安定のサークル、サークルはイージーに+1/2』のGold Flashy Bear(北村栄作)と、『スピンとストップは申し分なく、サークルのトレーニングが進めば全てのマヌーバが+1/2』のMoonlights Sailor(石山真実)でした。

 10回目を迎えたMy Favorite Horse Ranking 2019年の投票結果は以上となりました。

 各Performanceについても、皆様のMy Favorite Horseを聞いてみました。

 これは、各Performanceの採点は同じ点数だけど、自分の拘っている点から、“自分の押す馬”を1頭だけ選ぶなら、どれ? の結果です。

Spin部門1位: Chics Top Cody(林雅子)
Circle部門1位:Chics Top Cody(林雅子)
stop rollback部門1位:Eighty Six Classic(磯野ひろ子)

各Performanceも、ランキングとほぼ変わらない結果となりました。

 今回特記すべき事は、ほとんどの票が1位から5位の5頭に集まり、1位から3位のJust Dunit(石塚泰子)、Chics Top Cody(林雅子)、Eighty Six Classic(磯野ひろ子)は87%の人が指示しました。


匠が選ぶ確かな品質「Kanjiro Tokita  selection」の結果

総合最高得点は、25ポイント中、23ポイントを獲得
23ポイント  Chics Top Cody
22ポイント  Just Dunit
20ポイント  Eighty Six Classic 、Dun Its Little Lena 、Whizlin Whoaman

 表彰式では匠から、今年もオーディエンスが選んだベスト5と匠のベスト5がほぼ同じであった事、素晴らしいライディングを見て、感じた事から、馬の骨格であるConformationの造型を深める事の大切さを話されました。馬の骨格とパフォーマンスの解説もありました。特に上位2頭の骨格に伴うパフォーマンスのアドバンテージとリスクの説明もされました。そして、この2頭のパフォーマンスを目標に馬を進化させて行く事を話されていました。

 毎年進化していく馬達のパフォーマンス、“私が選ぶ馬My Favorite Horse”、自分の好きな気持ちが、ご自身で選択したひとつひとつが、来年2020年の愛馬との新たなる関わり方のヒントになれたらと切に思います。
 お気に入りの馬のパフォーマンスはどれも見ていて美しく、素晴らしいもので私達に感動を与えてくれます。

 サーキット中、試合会場で見た、あのわくわくしてドキドキした感動のパフォーマンスを見せてくれた馬の名前を是非忘れずにいて下さい。そして、来年の私の選ぶ馬には、その感動した旨をお聞かせ下さい。

 来年のサーキットも、ニューフェイスの馬達や、成長し、益々進化した馬達のパフォーマンスで熱い闘いが繰り広げられ、私達を楽しませてくれると思うと、今から来年のサーキットが楽しみです。
 益々この企画を良いものにしていきたいと思いますので、是非、忌憚の無いご意見をお寄せ戴けましたら幸いです。
 これからも皆様の乗馬ライフが豊かで楽しいものになりますように。

2019年10月吉日
PRBCノンプロ委員長 石山 真実

投票のお願い|結果報告|写真・コメントHOME