Non Pro DV
2エントリーで共にスクーリングではあったが Gold Flashy Jac 小林 孝之(千葉県)が63.0ポイント優勝した。
Open DV
4エントリーで、Tomorrow Morning Caf 土岐田 勘次郎(千葉県) Owned by 落合 身知子(埼玉県)が70.0ポイント獲得し、スピードコントロールやランダウンに果敢に挑戦して、本戦に向けてしっかりした準備を行って優勝を果たした。
The Day 1st 6月20日(木曜日)
Non Pro DV 1st Go Round
210.0
ポイントのアヴェレージ越えを果たした馬が3頭いて、その中で+1のダイナミックなスライディングで219.0ポイントの高得点を獲得して首位に立ったのがMoonlights Sailor 石山 真実(千葉県)で、2位以下に大きく差をつけて2連覇に大手を掛けた。
そして2位につけたのは、213.5ポイントのRemarkable Steps 増田 明子(千葉県)で、ミス無くスピンとスピードコントロールで得点した。3位につけたのは、Dun Its Little Lena 土岐田 藍(千葉県)211.0で、ダイナミックなパフォーマンスではあったがチェンジリードでペナルティが科せられて首位に大きく差をつけられた。
Open DV
+1のディープストップ・ハイスピードスピン・息を呑むようなスピードコントロール・エキサイティングロールバックで224.0ポイントを獲得し他を圧倒して首位に立ったのは、Chics Top Cody 土岐田 騰馬(千葉県) Owned by林 雅子(東京都)であった。
これに続いたのは、Eighty Six Classic 袴田 桂子(千葉県) Owned by 磯野 ひろ子(千葉県)が217.0ポイントであった。
そして3・4位につけたのは、前原 汐里(福岡県)で、Golden Amber Jac Owned by 山口 信介(福岡県)211.0ポイント、Gold Flashy Bear Owned by 北村 栄作(大阪府)208.5ポイントと堅実なパフォーマンスを見せた。
The Day 2nd 6月21日(金曜日)
Ancillary Class
LTD NP DV
Gold Flashy Bear 北村 栄作が63.5ポイントで優勝。
Non Pro DV
Hollywood Wooster 末廣 まどか(千葉県)が65.5ポイントで優勝。
Ltd NP DV
このクラスでアヴェレージスコアである70.0ポイントを獲得することは至難といわれているものの優勝したWhizlin Whoaman 石塚 泰子(千葉県)は、ハイスピードのサークルとエキサイティングロールバックと果敢に攻めて209.0ポイントを獲得して見事優勝した。
Whizlinは、往年の名馬で、チャンピオンホースの健在ぶりを発揮したのである。
The Day Final 6月22日(土曜日)
Non Pro DV 2nd Go Round
36回続いた大会で初といえる珍事が起きた。
1st Go Roundで1位から3位につけていた3頭の内、Moonlights Sailor 石山真実とRemarkable Step 増田 明子 は5スピン、そしてDun Its Little Lena 土岐田 藍はロールバックでオーヴァー5ステップバックアップし、3頭共にペナルティ0で優勝戦線から脱落してしまったのである。
そんな中見事に優勝したのは、Eighty Six Classic 磯野ひろ子で、これまで彼女は、3回のワンハンドのショーイングで、レフトスピンを回すことができず全てペナルティ0となってしまっていたのが、今回はこれを見事に克服して1st Go Roundでこのスパイラルから抜け出し得点できたのだった。
ところが1st Go Roundの日の帰路、彼女は交通事故に遭遇してしまったのである。打撲したが骨に異常はなかったものの乗っていた車は大破して廃車となってしまったそうである。
しかし、彼女は這ってでも最終戦に出場するといって、レンタカーで会場に駆けつけたのだった。そして、2回の走行でその両方得点し見事にチャンピオンの栄冠を手にしたのである。
Open DV
Open DVのセカンドゴーのドロー(出場順)の決め方には、抽選や予選の成績順などがあって、今大会は世界大会の成績順の方式を採用し、1stGoの得点の低い順で出場することとなっていて、観客にとってはより盛り上がる方式であるが、トップ得点を叩き出した人馬にとっては、よりプレッシャーのかかる方式でもある。
3位4位と堅実な位置につけたものの少し切れ味のないパフォーマンスで首位を脅かすことができなった前原 汐里は、Gold Flashy Bear Owned by 北村栄作が209.5ポイントで3位、Golden Amber Jac Owned by 山口 信介 が205.5ポイントで4位となり今大会は終了した。
2位につけていたEighty Six Classic 袴田 桂子 Owned by 磯野 ひろ子もリードペナルティもあり首位にプレッシャーをかけることができずリザーブチャンピオンに甘んじる結果となった。
そして、ファイナルエントリーとして観客が固唾を呑む雰囲気の中で、堂々と入場したChics Top Cody 土岐田 騰馬 Owned by 林 雅子は、ライトスピン+1、レフトスピン+1、レフトサークル+1、ライトサークル+1/2、3本のストップは少々切れ味に鋭さを欠き+1/2で、全体として素晴らしく、プレッシャーを微塵も感じさせないパフォーマンスで222.0ポイント、トータル446.0ポイントと2回走行とも220点越えを果たして日本新記録の高得点をマークして、2連覇を果たしたのである。
この馬の地位と脅かす馬の登場を期待するのは、判官贔屓というものだろうか。