PRBC
パシフィック ライディングホース ブリーダーズ コミュニティ

*競技結果
 ODB Ancillary
 6/20(木)
 6/21(金)
 6/22(土)

*大会レポート


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タイムテーブル

エントリーリスト

The 36th EWPC Congress '19
大会レポート

 梅雨の真っ直中6月19日(水)から22日(土)までの4日間天候に恵まれ、グランドコンディションの良好な状態でレイニングとローピングの競技会が開催された。

 6月19日(水曜日)

 One Day Before Ancillary

 Non Pro DV
 2エントリーで共にスクーリングではあったが Gold Flashy Jac 小林 孝之(千葉県)が63.0ポイント優勝した。

 Open DV
 4エントリーで、Tomorrow Morning Caf 土岐田 勘次郎(千葉県) Owned by 落合 身知子(埼玉県)が70.0ポイント獲得し、スピードコントロールやランダウンに果敢に挑戦して、本戦に向けてしっかりした準備を行って優勝を果たした。

 The Day 1st   6月20日(木曜日)

 Non Pro DV 1st Go Round

 210.0 ポイントのアヴェレージ越えを果たした馬が3頭いて、その中で+1のダイナミックなスライディングで219.0ポイントの高得点を獲得して首位に立ったのがMoonlights Sailor 石山 真実(千葉県)で、2位以下に大きく差をつけて2連覇に大手を掛けた。
 そして2位につけたのは、213.5ポイントのRemarkable Steps 増田 明子(千葉県)で、ミス無くスピンとスピードコントロールで得点した。3位につけたのは、Dun Its Little Lena 土岐田 藍(千葉県)211.0で、ダイナミックなパフォーマンスではあったがチェンジリードでペナルティが科せられて首位に大きく差をつけられた。

 Open DV
 +1のディープストップ・ハイスピードスピン・息を呑むようなスピードコントロール・エキサイティングロールバックで224.0ポイントを獲得し他を圧倒して首位に立ったのは、Chics Top Cody 土岐田 騰馬(千葉県) Owned by林 雅子(東京都)であった。
 これに続いたのは、Eighty Six Classic 袴田 桂子(千葉県) Owned by 磯野 ひろ子(千葉県)が217.0ポイントであった。
 そして3・4位につけたのは、前原 汐里(福岡県)で、Golden Amber Jac Owned by 山口 信介(福岡県)211.0ポイント、Gold Flashy Bear Owned by 北村 栄作(大阪府)208.5ポイントと堅実なパフォーマンスを見せた。


 The Day 2nd   6月21日(金曜日)

 Ancillary Class

 LTD NP DV
 Gold Flashy Bear 北村 栄作が63.5ポイントで優勝。

 Non Pro DV
 Hollywood Wooster 末廣 まどか(千葉県)が65.5ポイントで優勝。


 Ltd NP DV
 このクラスでアヴェレージスコアである70.0ポイントを獲得することは至難といわれているものの優勝したWhizlin Whoaman 石塚 泰子(千葉県)は、ハイスピードのサークルとエキサイティングロールバックと果敢に攻めて209.0ポイントを獲得して見事優勝した。
 Whizlinは、往年の名馬で、チャンピオンホースの健在ぶりを発揮したのである。


 The Day Final  6月22日(土曜日)

 Non Pro DV 2nd Go Round

 36回続いた大会で初といえる珍事が起きた。
 1st Go Roundで1位から3位につけていた3頭の内、Moonlights Sailor 石山真実とRemarkable Step 増田 明子 は5スピン、そしてDun Its Little Lena 土岐田 藍はロールバックでオーヴァー5ステップバックアップし、3頭共にペナルティ0で優勝戦線から脱落してしまったのである。

 そんな中見事に優勝したのは、Eighty Six Classic 磯野ひろ子で、これまで彼女は、3回のワンハンドのショーイングで、レフトスピンを回すことができず全てペナルティ0となってしまっていたのが、今回はこれを見事に克服して1st Go Roundでこのスパイラルから抜け出し得点できたのだった。
 ところが1st Go Roundの日の帰路、彼女は交通事故に遭遇してしまったのである。打撲したが骨に異常はなかったものの乗っていた車は大破して廃車となってしまったそうである。
 しかし、彼女は這ってでも最終戦に出場するといって、レンタカーで会場に駆けつけたのだった。そして、2回の走行でその両方得点し見事にチャンピオンの栄冠を手にしたのである。


 Open DV

 Open DVのセカンドゴーのドロー(出場順)の決め方には、抽選や予選の成績順などがあって、今大会は世界大会の成績順の方式を採用し、1stGoの得点の低い順で出場することとなっていて、観客にとってはより盛り上がる方式であるが、トップ得点を叩き出した人馬にとっては、よりプレッシャーのかかる方式でもある。

 3位4位と堅実な位置につけたものの少し切れ味のないパフォーマンスで首位を脅かすことができなった前原 汐里は、Gold Flashy Bear Owned by 北村栄作が209.5ポイントで3位、Golden Amber Jac Owned by 山口 信介 が205.5ポイントで4位となり今大会は終了した。
 2位につけていたEighty Six Classic 袴田 桂子 Owned by 磯野 ひろ子もリードペナルティもあり首位にプレッシャーをかけることができずリザーブチャンピオンに甘んじる結果となった。

 そして、ファイナルエントリーとして観客が固唾を呑む雰囲気の中で、堂々と入場したChics Top Cody 土岐田 騰馬 Owned by 林 雅子は、ライトスピン+1、レフトスピン+1、レフトサークル+1、ライトサークル+1/2、3本のストップは少々切れ味に鋭さを欠き+1/2で、全体として素晴らしく、プレッシャーを微塵も感じさせないパフォーマンスで222.0ポイント、トータル446.0ポイントと2回走行とも220点越えを果たして日本新記録の高得点をマークして、2連覇を果たしたのである。
 この馬の地位と脅かす馬の登場を期待するのは、判官贔屓というものだろうか。


 Team Roping Dummy Header Non Pro DV

 この競技にも珍事が発生した。

 ミスキャッチが発生した中で、初の女性ローパーの決勝戦進出を果たしたのは、スィングとキャッチイングで得点を稼いだ増田 明子であった。そして、ディフェンディングチャンピオンの石山 真実との決勝戦となった。
 決勝戦は、二人共に4回ミスキャッチしてチャンピオンを分け合うという珍しい結果となったのである。


 「編集後記」

 PRBCのサーキットでは、毎回ショースタートにおいて「国歌の斉唱」がある。今大会は、最終日のショースタートにおいて、プロの歌手による国歌斉唱があった。
 来年には東京オリンピックが開催される。

 かつて馬術競技は、オリンピックにおいて最終競技種目であった。また、ベルリンオリンピックの障害競技で日本が金メダルを獲得した歴史がある。
 
 日本の競技会と世界の競技会では風景が違う。

 それは、日本ではライダーが主人公で競技会が展開し、世界ではあくまでも主人公は馬なのである。
 ウエスタン・ブリティッシュを問わず、日本の馬術が世界水準に達したりまた凌駕できる日が来るには、この競技会や乗馬における主人公が馬とならなければならないのではないだろうか。 また、ライダーが主人公の内には決してその日は来ないのではないだろうか。