PRBC
パシフィック ライディングホース ブリーダーズ コミュニティ

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 天高く馬肥ゆる秋、皆様におかれましては、ますますご健勝の事と存じます。
2021年 PRBC Final Sceneは今月9日に終了し、2021年私が選ぶ馬(My Favorite Horse Ranking)が決定致しましたので、結果を発表し、ご報告申し上げます。
 2021年私が選ぶ馬(My Favorite Horse Ranking)も、12回目を迎える事が出来、ひとえに皆様のお力添えとご協力によるものと、心より感謝すると同時に、御礼申し上げます。
 今年PRBCサーキットに参戦した19頭を各自の基準に基づき、PerformanceをSpin、Circle、Stop& Rollbackに分け、Mind 、Conformationの計5項目、各項目5点満点で評価して頂きました。
各Performanceについても、それぞれ皆様のMy Favorite Horseを選んで頂きました。

 2021年オリンピックyearであり、コロナ禍の中、その終息が宣言されぬ中、2021年のサーキットが行われました。今seasonは2nd scene が復活し、4戦となりました。そして、4戦とも比較的お天気にも恵まれ、クラスターも出さず、サーキットが無事に終わり、この企画も継続出来た事は、全ての大会関係者の方々、ライダーの皆さんの熱意の賜物と感謝しております。昨年よりも、さらに進化したパフォーマンスをプロもノンプロも見せてくれました。それは、また、我々にレイニングの奥深さや素晴らしさを、改めて魅せてくれたショーイングでした。

 2021年エントリーした19頭の馬は、国産馬14頭、外産馬5頭でした。 年齢分布は3歳から23歳と幅広く、3歳から4歳のジュニアホースが2頭、6歳から9歳が5頭、10歳から15歳が6頭、16歳から19歳が3頭、20歳以上が3頭でした。

 総合TOP10の10頭は国産馬6頭、外産馬4頭で、国産馬のSireは、 Cajuns Moonshine、Chics April Fool、Mr Remichex、Spooks Catfishで,外産馬は、Hollywood Dun It、Smart Chic Olena、Gallo Del Cielo、Hollywood Eighty Sixでした。

 2021年の総合1位に輝いた馬は、La Tigre Del Cielo(LTD Syndicate)(※以下()内はオーナー)で『グレートホース!エルドラドのみんなの先生、誰が乗っても安心な馬、年を取っているがそれでもあれだけのパフォーマンスを維持していて凄い!タフ!ライダーの技量を反映してくれる馬』などのコメントと共に、みごと得票率100%、投票者全員の票を獲得しました。またパフォーマンス別のストップでは3位に入り、今年で5年連続での入賞となりました。21歳になりましたが、今シーズンのFinal scene での土岐田藍さんとの219.5のハイスコアのパフォーマンスは圧感でした。今年土岐田藍さんとのコンビで3連勝し、グランドスラムを獲得しました。SireはGallo Del Cieloです。

 第2位になったのは、Just Dunit(石塚泰子) で『 フォトジェニック!イージーな+1のスピン、スピンが軽やかで速い、他の追随を許さない、スピン、サークルがスムーズでダイナミック!』のコメントと共にパフォーマンス別のスピンのランキングでは、1位で圧倒的に指示を得ました。またパフォーマンス別のサークル、ストップでも2位に入りました。2021年 Just Dunit(石塚泰子) は、土岐田騰馬さんとオープンディビジョン(OP DV)において3戦優勝し、グランドチャンピオンの栄冠を手にしました。SireはHollywood Dun Itです。

 第3位は、毎回上位を定席としているEighty Six Classic(磯野ひろ子)で『年齢を感じさせないパフォーマンスが素晴らしい!年を重ねても美しいストップ、プラス1、衰えを感じるがストップの精度が落ちていかないのが高評価、ストップが力強く素晴らしい!ダイナミックなサークルでも力み無く凄い!やや年齢を感じる様になったが、まだハイスコアーが狙える。』などのコメントをいただきました。パフォーマンス別のサークル、ストップでは、1位に輝きました。今シーズンのFinal sceneで土岐田勘次郎さんとのコンビで、432.5のハイスコアでOP DVで見事返り咲き、優勝したのは、記憶に新しい事です。SireはHollywood Eighty Sixです。

 第4位は、Moonlights Sailor(石山真実)で、『スピン、ストップ、が上手い!ディープなストップが美しい、去年より滑らかなストップになった、オールマイティーでハイスコアが出せる馬』などのコメントを頂きました。パフォーマンス別のスピンが2位、ストップでは、3位になりました。Moonlights Sailor(石山真実)は、今年優勝はなかったものの、EWPCで214.5のハイスコアを出すなどの活躍でした。sireはCajuns Moonshine(by Shining Spark)です。

 第5位は、 Spooks Serenade(土岐田勘次郎)で『柔らかなサークル、スモールサークルのスローダウンの落ち方が素晴らしい!今年がデビュー戦だったのが信じられないくらい良いパフォーマンスである。遅れて来たルーキー、体力が付けばもっと良くなりそう。遅咲きだったけど、将来の産駒に注目が集まったら嬉しい』とのコメントと共に、今年初めてランクインしました。パフォーマンス別のサークルでは、2位に入るオーディエンスの支持を受けました。SireはSpooks Catfish(by Grays Starlight)でSpooks Eldorado(土岐田藍)、 Royalprincess ED(林 雅子)と、フルブラザーになります。

 6位はChics Top Cody (末廣まどか) が入りました(Sire:Smart Chic Olena)。『体つきが美しい、優れたパフォーマー』などのコメントと共にランクインしました。7位にはSpooks Eldorado(土岐田藍) (Sire:Spooks Catfish)が、『グッドマインド!この兄弟の柔らかなサークルが好きです。ストップが良い、優しいスタリオン』などのコメント共に昨年より順位を上げて入りました。Final sceneの2nd GOで、土岐田騰馬さんが大いにオーデェンスを沸かせたのは記憶に新しい事です。8位にはSenoritas Nicky(石山尚子)が、『安定感を感じる様になった、トレーニングの成果が出ている。ストップが深くなった。スピンはレベルが上がり、シイタケ形状からマッシュルーム形状になってきた。スピンがとても綺麗。』などのコメントと共に入り、今シーズン2nd 、Final scene で2位の成績を収めました。また9位にはRemarkable Steps(増田明子)が『サークルが綺麗でカッコいい!柔らかさが見られて更にパフォーマンスが良くなりそう』などのコメントと共に、今シーズンもEWPC で2位、Final で3位の活躍でした。この2頭のSireはMr Remichex(by Reminic)です。

 2021年、新たに“私が選ぶ馬“に国産馬が2頭選ばれました。1頭は第5位のSpooks Serenade(土岐田勘次郎)、そしてもう1頭は、今シーズン1st scene のNP DVで414.5のスコアで優勝したTomorrow Morning Cafe(落合身知子)でした。『コンスタントに良いスコアが出せるようになった。着実に積み上げている。昨年よりストップが進化して、マインドも安定した様に見える。1st scene から落ち着きのあるショーイング。昨年より良き!』などのコメントと共に第10位にランクインしました。Sireは、Chics April Fool(by Smart Chic Olena)です。

 各Performanceについても、皆様のMy Favorite Horseをお聞きしました。
これは、各Performanceの採点は同じ点数だけど、自分の拘っている点から、“自分の推す馬”を1頭だけ選ぶなら、どれ? の結果です。
Spin部門1位: Just Dunit(石塚泰子)
Circle部門1位: Eighty Six Classic(磯野ひろ子)
Stop,Rollback部門1位: Eighty Six Classic(磯野ひろ子)

昨年に続き、Spinでは圧倒的にJust Dunit(石塚泰子)が、Stop&RollbackではEighty Six Classic(磯野ひろ子)が支持されました。Circleでは、今回はEighty Six Classic(磯野ひろ子)が支持され、エネルギッシュでスピードがあり力強い事、加えて“柔らかさ“が、オーディエンスの心を捉えているのかもしれません。

選ぶ馬においてオーディエンスに支持される上位3頭は、PRBCの代表馬と言えるでしょう。


匠が選ぶ確かな品質「Kanjiro Tokita Selection」の結果

総合22ポイント Just Dunit
総合20ポイント Eighty Six Classic、La Tigre Del Cielo
総合19ポイント Chics Top Cody 、Moonlights Sailor


 匠からは、馬のパフォーマンスの内容とオーディエンスが選んでいる内容が一致している事や、Just Dunitが持つパフォーマンスのポテンシャルについて話されました。また試合前に、ライダーが自分の馬の何をテーマに調整を掛けて乗っているのか、精度なのか、コンセントレーションなのか、自分の安心は馬から与えて貰うものである事、馬も人も互いにhappyである事等が話されました。それは自分の馬の光る所を、養って行く事。そして、それは自分の見る目を養う事に他ならない事が話されました。

12回目を迎えた“私が選ぶ馬“My Favorite Horse Ranking 2021年の投票結果は以上となりました。

 今回もまた、土岐田騰馬プロよりメッセージ「一視聴者は語る」をいただきましたので、そちらも是非あわせてごらんいただければ幸いです。


 毎年進化していく馬達のパフォーマンス、“私が選ぶ馬My Favorite Horse”、自分の好きな気持ちが、ご自身で選択したひとつひとつが、来年2022年の愛馬との新たなる関わり方のヒントになれたらと切に思います。
ショーイングの馬のパフォーマンスはどれも見ていて美しく、素晴らしいもので私達に感動を与えてくれます。そして、来年の私の選ぶ馬の時に、その感動した旨をお聞かせ下さい。
ニューフェイスの馬達や、成長し進化した馬達のパフォーマンスで、来シーズンも、熱い闘いが繰り広げられ、私達を楽しませてくれると思うと今から楽しみです。
 この企画に関して、何か御座いましたら、忌憚の無いご意見をお寄せ戴けましたら幸いです。

 これからも皆様の乗馬ライフが豊かで楽しいものになりますように。

2021年10月吉日
PRBCノンプロ委員長 石山 真実

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