PRBC
パシフィック ライディングホース ブリーダーズ コミュニティ

*競技結果
 ODB Ancillary
 4/18(木)
 4/19(金)
 4/20(土)

*大会レポート


開催にあたり

大会要綱

タイムテーブル

エントリーリスト

The 12th Pacific Breeders Circuit 1st Scene '19
大会レポート

 PRBCの2019年のショーシーズン開幕の第1回大会が、4月17日(水曜日)からスタートした。そして、平成最後の大会となり、次回の36th Congress 2019は、令和元年の大会となります。

 大会を通して、天候に恵まれベストコンディションのもと展開された。

 One Day Before Ancillary  4月17日(水曜日)
 本番を控えたスクーリングのクラスで、Non Pro DVで2エントリー、Open DVで1エントリーがあり、Non Pro の2頭は、スクーリングに徹してスコア0。
 Openは、Senoritas Nicky 土岐田 勘次郎(千葉県) オーナー 石山 尚子(千葉県) が72.0ポイントを獲得した。


 The Day 1st  4月18日(木曜日)

 Non Pro DV 1stGo Round

 Moonlights Sailor  石山 真実(千葉県)は、このカップリングで初の出場であったものの、スピンとサークルで積極的パフォーマンスにより+1/2を獲得し、リーディングスコア206.5ポイントで幸先の良いスタートを切ることができたようである。
 これに並んだのが、Lil Ruf Whip 落合 身知子(埼玉県)で、安定したマインドの特長を活かしサークルのスピードの緩急を見せた。

 Open DV 1st Go Round

 Chic Top Cody 土岐田 騰馬(千葉県)が、スピンとサークルは+1 ストップは+1/2と如何なくこの馬の能力を発揮して219.5ポイントを獲得し、独走状態となった。
 独走を許さじと挑んだのが、Eighty Six Classic 袴田 桂子(千葉県) オーナー 磯野 ひろ子(千葉県)、211.0ポイントと首位に及ばずとも2位の位置につけた。


 The Day 2nd   4月19日(金曜日)

 Ancillary Class

 Non Pro DV
 Whizlin  Whoaman 諸岡 辰浩(千葉県)が、69.0ポイントほぼアベレージスコアをマークした。今回は、日程の都合で本戦の出場が叶わなかったが、次回に繋がるスコアをマークした。

 Ltd Non Pro DV 
 チャンピオンに輝いたのは、La Tigre Del Cielo 石塚 泰子(千葉県)で、演技中に何度かスティラップが外れるというアクシデントがあったが、積極的パフォーマンスで栄冠に輝いた。
 リザーブチャンピオンは、Eighty Six Classic 磯野 ひろ子で、少々ロングリードによるペナルティが嵩み、チャンピオンに一歩及ばずであった。


 The Day Final   4月20日(土曜日)

 Non Pro DV  2nd Go Round

 1stGo でトップタイとなった2頭に注目が集まったものの、ノンプロクラスの上位3頭は、何と210.0ポイント越えを果たしたのである。
 ノンプロにエントリーした馬の多くが、スピンやサークルのスタイルとレベルの向上が見られて、オーディエンスの歓声を一層大きくさせていた。

 Remarkable Steps増田 明子(千葉県)は、本人の肢の故障や外遊で練習不足は否めなかったが、1stGo ではペナルティが嵩んでスコアが振るわなかったものの2nd Goでは見事に挽回し212.0ポイント獲得して3位を獲得した。

 1st Goでトップタイにつけていた Lil Ruf Whip 落合 身知子は、多少ドローに恵まれなかったこともあって、ライバル馬が先に高得点をマークされてプレッシャーがあったが、210.5ポイントとアベレージをマーク健闘して、リザーブチャンピオンの座についた。

 そして、ノンプロライダー日本一の栄冠を手にしたのは、Moonlights Sailor 石山 真実 で、スピンは+1に近い+1/2・サークルは+1/2・ストップは+1/2 とオーラウンドプレーヤーとしての能力を発揮して215.5ポイントをマーク、ベストコンディションの馬場の砂を舞挙げた。

 Open DV   2nd Go Round

 オープンディヴィジョンは、+1/2ストップ・+1ライトスピン・+1レフトスピン・+1レフトサークル・+1ライトサークル・+1/2レフトロールバック・+1/2ライトロールバック・+1/2スライディングストップ 76.0ポイントは記者のジャッジだが、実際は76.5ポイント・76.0ポイント76.0ポイントで、「Thank you  Chic Top Cody Tohma Tokita  オーナー林 雅子(東京都) トータルスコア 228.5ポイント トータル448.0ポイント」とアナウンサーの一層張り上げたコールも場内の歓声でかき消されるかのようであった。

 リザーブチャンピオンは、Eighty Six Classic 袴田 桂子 オーナー 磯野 ひろ子で、214.0ポイントをマーク、トータル425.0ポイントと健闘したものの、チャンピオンのぶっちぎり劇場には及ばなかったのである。

 Team Roping Dummy Non Pro DV

 優勝常連の小林 孝之(千葉県)は、スィングに精彩を欠き予選落ち、練習嫌いの土岐田 騰馬は、確実にキャッチングし72.0ポイントマークして決勝進出を決めた。
 技量の点で少々飛び抜けた感のある石山 真実は、72.5ポイントをマークし決勝進出を難なく決めた。
 そして、迎えたファイナルでは、キャッチングさえ失敗しなければ、チャンピオンの座は石山に間違いなしと迄の下馬評が立った。

 土岐田 騰馬が先のドローで、無難にキャッチングを成功して71.0ポイントで相手の出番を待つこととなった。
 そして次に石山 真実が満を持してマウントし、誰もがかけさえすれば勝てると思っていたにも関わらず、悪魔の悪戯でルーズキャトルとなりスコア0、この瞬間に練習嫌いがチャンピオンとなった。

 「編集後記」

 本大会もコミュニティ結成12年目を迎えて、オープンは元よりノンプロやグリーンのクラスまで、パフォーマンスする馬のルックスが進化した印象を持った。
 大会の冒頭に、大会会長のメッセージが毎回読み上げられ、その思いたるや世界のスタンダードに追い付け追い越せであり、それも全てのライダーのライディングの楽しみや満足感そして進歩を疎かにしないというものであるように聞こえる。
 それが、12年目にして本当に実現する予感を感じさせる大会であった。