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*大会レポート *大会要項 |
The 6th Pacific Breeders Circuit 1st Scene '13 PRBCのサーキットは、今年2013年で6年目を迎える。 そして、新たなステージの幕開けとして、ここに6th PBC の1st Sceneが開幕した。 2日前に雨が降って、ペイドウォームアップの時点は、馬場がやや重状態のコンディションであったのが、ベストコンディションになって大会初日を迎えることができた。 Non Pro DV 1st Go Round Non Pro DV 1stGo Roundでは、本大会で初めてコンビを組んだCaf King Jacと小林 孝之が、140点を獲得してトップに出た。 小林は、昨年Int NP DVでBlack Caf(Out of Chics April Fool)とコンビを組みグランドチャンピオンとなり、目出度くノンプロライダーとして2013年のサーキットの参戦した。 Open DV 1st Go Round Rooster JJ, La Tigre Del Cielo, Catman Pine, Lil Ruf Whipなどの精鋭がひしめく中で、Gallo Gold Cody の産駒 5 Year Old Gelding の 土岐田勘次郎騎乗のGold Flashy Bear (オーナー、増田明子)が新馬らしからぬ落ち着きを見せ141点を獲得してトップに立った。 少しスコアに開きがあるものの、Catman Pine と La Tigre Del Cieloがこれに続いた。 そして、ベストコンディションのまま大会二日目を迎えた。 Green DV Ltd NP DV 共に5エントリーに満たず不成立であったが、Green DVは、Starlights Cody と野口 美方子がチャンピオンに輝いた。 そして、Ltd NP DVは、Rooster JJと篠普@富貴がStarlights Cody ・川畑 弘清 と A Hollywood Hustler・ 林 雅子の二人を押さえて、チャンピオンに輝いた。 最終日も絶好の馬場コンディションで、Non Pro とOpen とTeam Roping Header の日本一決定戦の日を迎えたのだった。 Non Pro DV 2nd Go Round 順当に1st Go Roundでトップに立ったCaf King Jac・ 小林 孝之がサークルでメリハリのきいたスピードコントロールで他を圧倒して、更にスコアを伸ばし142.5点と高得点を叩きだして、生涯初のNon Pro 日本一の座に就いたのである。 他の選手は、細かいミスが出て得点が稼げず、小林の独走を許してしまったが、馬のポテンシャルをライダーの技量不足で、馬の能力をライダーがわざと発揮できなくしているように見えた。 Open DV 2nd Go Round 1stGo Roundでトップに立った Gold Flashy Bearがセカンドストップでグランドコンタクト外したのが致命傷となって得点が伸びず、自らのパフォーマンスで勝負を決定することができなかった。 そして満を持したように、Tigreのドローになった。 Tigreは、ファーストストップこそミスしたものの、サークルのスピードコントロール、チェンジリード、ロールバック・スライディングストップと高度なパフォーマンスを見せて、144.5点を獲得して、土岐田勘次郎が昨年のコングレス以来のOpen Championの栄冠を手にした。 Team Roping Header Green DV 今大会は、エントリー数が規定に満たなかったために不成立となったが、競技は行われたもの、エントリー選手全員がキャッチミスを犯して、スコア0となってしまった。 Non Pro DV 前評判では、石山 真実のフォーム改造とその上達が目覚ましいとのことであったが、緊張状態でのパフォーマンスでその成果を発揮できるところまでにはもう少し時間が必要だったようで、キャッチミスを犯してしまった。 堅実さを見せた Rowdy 長谷川・小林 孝之・土岐田 騰馬の3人がファイナルまで駒を進めた。 スィング・スローイングでは、小林が、1歩先んじて、キャッチングとダリーでは甲乙付け難く3人とも横並びあったが。その先んじているポイントで小林が、1ポイント高得点を獲得して、チャンピオンに輝いた。 「編集後記」 ローピングは、スィングとスローイングがキャッチングまで一貫するようになれば、小林の時代到来となる可能性が大きいように思えた。しかし、石山のフォーム改造が完了すれば、小林を危うくさせるべく一矢を報いることができるのではないかといったところであった。 レイニングは、馬のクォリティや熟練度が年々高くなっているのに対して、ライダーに要求される考え方やスキルなどの要因や馬との接し方であるホースマンシップに、正面からライダー自身が立ち向かっていないような印象を受けた。 このままでは、世界のレベルに追いつくどころか、益々離されるばかりで、セカンドステージの開幕であるはずなのに、暗雲が立ちはだかっている印象を持った。 |