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*競技結果速報 *大会レポート *大会要綱 |
The 2nd Pacific Breeders Circuit 1st Scene 2009
Open DVは1st Go Roundで袴田桂子&Benito Eldorado(オーナー吉野勇)と土岐田騰馬&Style With Me(オーナー吉野芙美恵)がトップタイと並び2nd Go Roundへ。2nd Goは、1st Goの絶好の馬場とは打って変わって真逆の悪コンディションの中、馬のコンセントレーションが問われる熱戦となった。勝負の行方は、不良馬場をものともせず攻めの演技をし、トップスコア209.0をたたき出したStyle With Meに軍配が上がった。
アマチュア最高峰のクラスであるNon Pro DVは、1st Goでスコアに大きな開きが無く混戦模様となっていた。1st Goでトップスコアを出しそのまま逃げ切ったのは、馬暦12年目にして嬉しい初のバックルを掴むことができた増田博昭騎乗のSailing Continental。特に好印象だったのは安定したガイドのサークルだ。ペナルティがつくようなミスも少なく、落ち着いた印象をジャッジに持たせるには充分だったことが勝利の決め手となった。
LTD Non Pro DVを制したのは昨年Green DVから昇格した佐々木寧騎乗のMr Topsail Whiz。このDVでの勝敗を分けたのは、それぞれの競技馬のパフォーマンスの精度の差ではなく、いかにペナルティを最小限に抑えた丁寧な演技をしたかだ。初級者のDVでライダーの丁寧さが勝利を導いたことは、これから生まれてくるツーハンドのDVのライダーにとって良き模範となる演技だった。 Team Roping Header Green DVは二者の接戦となった。1投目で川畑弘清がホーンに一直線に走るスローでプラス1/2を獲得し、スコア145.0とトップに出る。しかし2投目でローピング初参戦の長谷川里絵がスイング・スロー共にプラスを獲得し、146.0と逆転。続く川畑が食らいつき、トップタイとなりロープオフへ。先攻の長谷川がホーンを外すと、後攻の川畑は確実にホーンをキャッチ。ローピング2年目の川畑が初のバックルを手にした。 続くTeam Roping Header Non Pro DV。ノンプロローパーの面々は更なるレベルアップの為に、1ヶ月ほど前からスイング改造に取り組み始めているようだ。いまだ完成とは言えない状態で、ホーンを外し失格する者が続出。そんな中プレッシャーに打ち勝った新井俊一がローピング初優勝を飾った。 今大会においては、馬場コンディションを鑑みつつも、極力ペナルティを犯さなかった人馬が勝利を手中に収めている。来るべき5月開催のEWPC Congress(於:福島県南相馬市馬事公苑)は、コンディションが変わらない屋内馬場で競技が行われる。今後約1ヶ月半の間にペナルティを克服したライダーたちが、パフォーマンスにおけるプラスの応酬で観客を沸かせる展開を期待したい。
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